2009年08月30日(日) |
お盆以降の霊障について。 |
ここ最近、お盆が終わっても気持ちの上下がおさまらなかったり、体調を崩してしまう方。あるいは、心を揺さぶるような夢を見られたり、不思議な体験をされる方など、何かと障りを受けてしまっている状況をお伝え頂く事がございます。 地域によって異なりますが、お盆には、ご先祖様をお迎えする迎え火を7月(8月)13日に行い、お送りする送り火を7月(8月)16日にする形となります。 ですので、16日に送り火をして「お盆が終わり」と考えられる方も、とても多くいらっしゃいますが、霊の動きが一番活発なその期間以降も、あの世に戻る事をためらいこの世に残っている霊が数多くいます。 例えば、恋人とお会いした後の別れ際、「いつまでも一緒にいたい」という思いから、誰しも名残惜しさを感じる事でしょう。 それと全く同じで、亡くなられた方達におきましても、1年に1回、お盆の時期だけこの世に戻って来られ、ご家族とお会いできる事を本当に楽しみにされている。それ故に、別れの際はとても名残惜しくて、送り火を焚かれた後もこの世に残ってしまう状況がございます。 そういった寂しさや悲しさ。この世に対する嫉妬や執着などの思いが、生きている私達自身の気持ちと波長を同じくする事で、障りを受けてしまいやすい傾向があります。 改めて、暦の上では8月16日にお盆は終わりの形となりますが、それ以降、8月の下旬や、長引けば9月の頭ぐらいまでは、まだまだ霊の動きも活発であり、霊障を受けやすい状況がある。 そして、それが一段落した後にも、9月の下旬にはお彼岸もございます。 皆様におきましては、霊障を受けてしまわないようにする為にも、心の上下が起こらないように注意し、悩みや不安を自分の中に溜め込んでしまわないように気を付けて。 普段の生活でも気を付けて頂きたい事ではありますが、お盆やそれが終わって以降のこの時期も、特に気が緩んでしまう事無く、心の落ち着きを保って過ごして頂けたなら幸いに思います。
◇追伸 お盆の元になった、「盂蘭盆経(うらぼんきょう)」という経典があるのですが、本来ならば、旧暦の7月15日がお盆となりました。 今の暦にあわせてみると、今年は9月3日が旧盆にあたるようです。
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