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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年03月12日(日) 平らな心

嬉しい事があっても、嫌な事があっても、必要以上に気持ちを上下させずに、心がとらわれてしまわないようにする事は、とても大切であり難しい面がございます。
例えば何か嫌な事があれば、誰でもイライラしたりムカついて、心が揺れ動いてしまいます。その反対で嬉しい事があっても、思い入れが強すぎてしまえば、逆に苦しくなってしまう事もございます。

一つお話を上げるなら、好きな人や恋人が出来るという事は、とても喜ばしく嬉しい事です。しかし嬉しさの余り依存しすぎてしまえば、数日、数週間連絡が取れない事に切なさを感じ、会えない状況に心を締め付けられ、いてもたってもいられなくなってしまいます。

そんな起こる物事に心を揺さぶられ過ぎず、確固たる自分を持つ為には、人生における目標・なりたい自分を持ち、その事に向かって、毎日を一生懸命に頑張って頂く事がポイントとなります。その結果、雨や風に吹かれても動じる事の無い、ドッシリとした木のように、いつも落ち着いている平らな心を持つ事が出来るようになります。

例えるならば、水に綺麗な物を流しても、汚い物を流しても、どちらも厭い嫌わずに全てを洗い流してくれます。同じように大地に綺麗な物、汚い物をおいても避けることなく、また何一つ動じずに全てを受け入れてくれます。
中々難しい部分があるかと思いますが、皆様におきましても、上記の例えのように起こる物事に対して、好き嫌い、良い悪いの感情によって、必要以上に心がとらわれてしまう事の無いよう、「ありのままを受け入れる」という気持ちをお持ち頂き、日々の精進に繋げて下されば幸いです。



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