もっとお休みが欲しい、もっとお給料が高ければ・・・と、思い通りに使える時間やお金をはじめ、「色々好きな事をしたい」と自由を求める方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。しかし自由とは一体ドコあって何なのでしょうか? ある男性は先日車を購入されました。周りの方は車を「ポンッ」と買えちゃうくらい、自由に使えるお金があっていいなぁ・・・と思われ、その方自身もそのような自覚を持っていらっしゃいました。しかしその事によって、車についた傷やどこかにぶつけた跡などが気になってしまい、また「維持・修理費とか駐車場代とかバカにならない。車が無かったほうがあれこれ考える事もなく、気が楽だったかも・・・。」と、かえって車に縛られてしまう事が多くなってしまいました。 先日、今回の便りに共通するような調査アンケートがございました。そこには、全国の方を対象にして「幸福度」を測られた際、所得の結果において年収1500万までは収入が増えるに連れて幸福度も上がって行くのですが、1700万以上になると逆に下がってしまう状況があるそうです。 一概には言えない面がございますが、自由に使えるお金が増える事によって逆にそれが減っていく状況や、引き上げた生活レベルを失う怖さに心がとらわれ、自由に縛られてしまった事の表れなのではと感じました。 上記はわかりやすい例えでしたが、それは何もお金だけでなく、時間や物、様々な状況において起こる恐れがございます。皆様に気をつけて頂きたい事としては、何事にも心を縛られる事無く、執着せずとらわれずにいて頂ければと思った次第です。 そして最終的には「自分にも縛られない事」。例えば身長が低い、太っている、加齢と共にシミやシワが増えたり、白髪になる事は避けられない流れではございますが、ありのままの姿を受け入れる事で、必要以上に隠そうとして苦しまれる部分も無くなる。そこに何にも縛られない自由がございます。 自由を求めて頑張ったり、上を目指される事はとても素晴らしい面がございますが、その一方で追いかけるあまりに自由に縛られてしまう事が無いよう、お気を付け下されば幸いです。
|