2005年04月18日(月) |
憎しみの気持ち・・・ |
誰もが、憎しみの気持ちを抱いた事があるかと思います。 (もちろん、私にもございます。) あれだけ彼(彼女)に尽くしてきたのに、いとも簡単に振られ た(裏切られた)、仕事でのミスを押し付けられた、お金を 貸したのに返ってこない、バカにされたなどなど・・・・・。 その都度、「私(俺)が何をしたって言うの!」「こんなに苦し んでるのにあの人は楽しそうにやっているかと思うと、心の 怒りが治まらない!」「なんで俺(私)がこんな目に・・・」という 気持ちが心の中から沸き起こり、感情を抑える事が出来な くなってしまうかと思います。 ある女性のお話ですが、自分を振った彼への憎しみ、恨み がなかなか拭い去れず、その事を思うだけで夜も眠れない 本当に、苦しい日々を送っていました。 しかしその後、仕事や習い事を「これでもか」という程頑張り、 日々を忙しくされて、思い出す暇も無いくらい努力された事 で、憎しみも少しずつ無くなっていく事ができました。 そして、ここに一つの言葉がございます。 わたしをののしった、わたしを笑った、わたしを打ったと思う 者には、憎しみ(怨み)は鎮まる事が無い。しかし、憎しみは 憎しみによっては鎮まらない。憎しみを忘れて、はじめて憎 しみは鎮まる。 屋根のふき方の悪い家に、雨が漏るように、よく修めていな い心に、貪り(むさぼり)の思いがさしこむ。 本当にこの通りで、相手を憎めば憎むほど、その気持ちの 分だけ逆に自分が苦しみ、辛い思いをしてしまいます。 憎しみを忘れ、自分の心を落ち着かせる事はなかなか難 しい部分がございますが、もしその気持ちが自分の中にある もしくは芽生えつつある時には、是非、毎日を忙しくされて、 雨が漏らないよう、心の屋根をしっかりと保って下されば幸い です。
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