今までお伝えしてきた中で、さまざまな場面で ご先祖様、仏様の供養が大事だと言ってきましたが、 なかには逆効果になってしまう供養もありますので、 ご紹介したいと思います。
お父さん、お母さん、一人っ子の3人で住んでいた 家族がいらっしゃいました。悲しい事にお子さんは まだ小学校の中学年の時になくなられてしまい、 お父さんもお母さんも、悲しみに暮れる毎日でした。 お二人にとっては一人しかいないお子さんでしたので、 その子と共に一緒にいようという事から、火葬した お骨を家の中に置いておき、部屋もその子がいた ままの状態で過ごしておりました。
しかし、その行動が逆に働いてしまい、ご両親の思いや 未練の大きさが、その子の霊をこの世にとどまらせ、 供養、生まれ変わりへの足を引っ張っている状態でした。 また、お骨を家に置いたことで、それに集まってくる 霊もいるという、良くない状況を引き起こしてしまいま した。結局、鑑定をした後、菩提寺にお骨を預かって頂き、 解決いたしました。
大切な人が亡くなられる事は、誰にとってもつらい事です。 しかし霊からしてみると、自分が死んだことによって いつまでも悲しまれている事は、次への生まれ変わりを ためらってしまいがちです。その人に早く生まれ変わって きてほしい、と思うことが、供養が進む方法のひとつです。
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