さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年12月09日(金) 「フランス ゴシックを仰ぐ旅 」




 前回のプランタンの催事中に河村が私のために買ってきてくれた「フランス美しき村」に続いて、またまた今回「これも好きかと思って…。」と買ってきてくれたのがこの本「フランス ゴシックを仰ぐ旅 」でした。

 河村の台詞は、ほとんど自分がこの本を買いたいが為のいい訳のようにも聞こえますが、実際開けてみると、全ページカラーで、中世の教会とステンドグラスの写真でいっぱいの、フランスかぶれで美術史好きな私の心をくすぐる魅力的な本です。思わず「仰せの通りでございます。」とひれ伏してしまいそうに、ツボを押さえた本でした。

 特に今回の買付けでも訪れたシャルトルの記述もあれば、パリの中世の面影残る場所の記載あり、旅好きにはたまりません。ちょうど「フランス美しき村」と一緒に持っていたい“フランス本”です。今回の「フランス ゴシックを仰ぐ旅 」の方が、元々芸術新潮をまとめ直したものだけにより美術書に近いかも。そして何よりゴシック建築に関する解説が懇切丁寧で分かりやすい。これもまたおすすめです!

 今度は、この本にも載っているランスで大聖堂の壁面を飾る微笑みの天使に会いたいです。


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