東南アジアのリゾート地に来た。町外れを散策している。いつの間にか腰まで生温い生活排水に浸かりながら木々の間を歩いている。汚水は灰色に濁っているが、悪臭は全くしない。何かに導かれる様に進むと、樹上生活者のコロニーに到着した。私はここに住み着こうかと思った。こんなスラムみたいな所でも、日本での窮屈な生活よりはずっとマシだと感じた。