森の縁に住宅地がある。私はその中の一軒で昼寝をしている。森の深部から妖精と妖怪の中間的な生き物達がゾロゾロと歩いてくる。その中の数匹が開けっぱなしのサッシから侵入してくる。生き物のなかの一匹が、寝ている私の頭に大きな手を添える。この生き物は特殊な能力を持っており、触られた人は精神が安定する。私は夢見心地にフワフワと気持ちが良かった。しかし、あまり長時間触られていると記憶を吸いとられてしまうのだ。私はギリギリのところで覚醒して難を逃れた。