++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2010年08月14日(土) *こわれたラジオの音

次男が無事に退院。
退院が決まって直後、蕁麻疹(薬疹による)が
全身に出て退院延期になったりと最後まで心配したけど
無事に退院できて本当に良かった。
最初に、かかりつけ医→総合病院→救急車で大学病院に緊急入院
させたときには「正直楽観できません。重症です」と言われて
ものすごくショックを受けたけども。
乗り切れて良かった。本当に本当に良かった。

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最近はどうにも気力がなくて
たとえば数年前なら
もう少し頑張れたり我慢できたことが
全然ダメで。

情けないくらい 踏ん張れない。
逃げ腰。


何に対しても
もうこれ以上 無理 って
諦めて
手を離しそうになってて。

身体もきつい。
あちこちガタがきてるのは
今更だけど
ああ・・もう本当に若くないのだと
思い知らされてる気がする。

怖いのは長患いして苦しむこと。
それだけは嫌。
痛かったり苦しかったりするのを
少しでも我慢するなんて・・もうできそうにない。
元々そんな根性とかなかったけど
昔にも増して 駄目。


毎日が不安と怖いことだらけ。
なんでこんなにどんどん
景色から色が無くなっていくんだろう。

人間も元々苦手だけど
年々苦手範囲が狭まる。


一人が好きというよりも
対人で気を遣うことには疲れ果てたし
それで傷つくのも嫌。メンドクサイ。
身勝手は承知。
矛盾も沢山。

本当にまったくの独りぼっちになりたいわけじゃない。

だって元々寂しがりだし
だから当たり前のように 夢も みた。

子供の頃 未来の自分が不安だったけど
少なくともこんな風に怯えては無かった気がする。

まだ何かを信じていたから?




 ”好きやずっとなんて、
 ないことは、
 とっくのむかしから
 知っている。

 だから、わたしは

 毎日、小さなウソばかりついている。”

 ”こどものころから
 夕ぐれを
 ひとりであるくのが
 こわかった。

 だれかに手を
 にぎっていてもらいたかった。”

 ”すきな人を
 忘れてしまったのに

 恋をしているわたしは

 もうだいぶん
 狂っているのかもしれない”


     「パーマネント野ばら」西原理恵子 より引用





またひとつ
何かを諦めて

小さく笑って

こわれたラジオのような
心の波の音を聴く。


海にはもう いけない。


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ゆうなぎ [MAIL]

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