今日は晴れているけど風が強くて。 ベランダに出て洗濯物を干していたら ハンカチを飛ばしそうになって焦った。
明日は病院でいつもの検査。 数値が気になる。 悪くなってなければいいんだけど。
精神状態も体調も どこまでを良いといって どこから良くないといっていいのかがわからない。
この程度なら苦しいとかキツイとか 言っちゃいけないんじゃないだろうかって気持ちが 常にあって。
以前、血糖値が上がって緊急入院した時も 定期検査に行って異常に高くなってた血糖値に いつ倒れてもおかしくない状態なのに きつくはないですかと主治医から驚かれてしまった。
きつくないというわけではない。 倦怠感とかが日常的にあるからむしろ厄介なんだろうと思う。
身体を壊す前から、精神的なしんどさやストレスというものは 常にあって。
元々 わたしは精神的に受けるダメージに敏感で傷つきやすい。 そういうといかにもデリケートな様だが、なんのことはない ただ、小心者で脆弱だというだけ。
それならそうで自分の弱さ加減をストレートに出せればいいのだけど それが上手くできなくて我慢してしまう。 境界線がわからないのだ。 どこからなら感情をあらわにしていいのかがわからなくて 結局、きっかけを失い、澱は奥底に溜まり続ける。
反対に身体の痛みや苦しさにはめっぽう弱いのだけど 例えば、倦怠感みたいな曖昧なキツさになると このくらいでキツイって言っちゃいけないんじゃないかとか やっぱり変な精神力と自己暗示が働いてしまう。
全ての気持ちをそのままストレートに出すことが 良いばかりとは思わないけど それでもこの世の中を生き抜いていこうとするなら ある程度の自己主張としたたかさ、 自分の芯を守りつつ、他人と関わりを持てるスキルは 必要なのではないかと思う。
わたしにはどうもその匙加減がよくわからない。
世の中の人を見ていると、みんな少なくともあっぷあっぷしながらでも それがちゃんとできているような気がする。 そんなことはない、それぞれに内面に抱えるものはあるのだと いわれそうだし、その通りなのだろうけど。
なら みんなこの景色を見ているのだろうか。
このチグハグさと違和感を感じているのだろうか。
これ とどうやって向き合いやり過ごしているのだろうか。
わからない。わからない。わたしにはどうしたらいいのか わからない。
自分の行き先が 見えない。
夕方 洗濯物を取り込んでいたら また ハンカチを風にさらわれそうになった。
いっそ 飛んでしまえば と思っても
無意識にわたしの手はハンカチを掴み
いつものようにハンカチは畳まれて
箪笥にしまわれる。
わたし自身のように。
ゆうなぎ
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