++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2007年04月27日(金) 迷いの森

『ウソツキ』

いつからか
とても嘘をつくのが上手くなった

とても自然に
誰にもわからないように
いろんなことを隠して隠して

わたしは嘘をつく

とても自然に笑える自信がある。
大丈夫だとしっかりした足取りで歩ける。
その角を曲がったら座り込んでしまうのでも
そこまでは絶対に悟られずにいられる。

わたしは嘘つきだ

筋金入りの惚れ惚れするような
嘘つき だ

ワラッテオクレ

*

『仮面』

はじめからずらしてしまうような仮面なら
被らない方がよほど潔い

ちゃんと そう覚悟して仮面を被ったはずなのに

汗とナミダで滑ってずれて
見せてしまった仮面の下の顔 一瞬

ゴメン

見ないふりでいいんだよ
そうじゃなきゃ きっと

二人とも辛くなるだけ

*

『薄い膜』

悲しいことを悲しいと
苦しいことを苦しいと

泣きたい時に泣いて
笑いたい時に笑える

はしゃいで
叫んで
吼えて

それができたらどんなにいいだろう

それでもそれでは生きていけない現実があるから

薄い膜で覆われることを選んだのは
わたし
他の誰でもなく
わたし

薄い膜で覆われて そうして
ゆっくりと微笑む

自分に言い聞かせる

*

『ライナスの毛布』

ずっと持ってる
もう ずいぶん クタクタになっていて
でもその柔らかさがわたしを安堵させる

手放せない
失くすとパニックになる
耐えられないと思う
壊れると思う

ライナスの毛布
わたしの休憩所

今 ちょっと 行方不明中

泣きそうになりながら
我慢して探してる

見つかるのを信じて
待ってる

*

『迷いの森』

一度迷うとなかなか抜け出せなくて
そのうえ わたしは方向音痴だから

頼りの磁石も落っことして
途方にくれたまま
蹲って
でもまだ 諦めきれず 歩き出す


また わたし

キミのところまで還りつけるでしょうか?



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                               ゆうなぎ


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