桜は咲かなかった。
発表を見に行って帰ってきた長男から ダメだった旨の報告を受けた。
変な言い方になるかもしれないけど 確かに残念だったけど 不思議とすんなり そっか と思った。
長男の顔もスッキリしていて 「ごめん。苦労かけることになるけど僕もアルバイトとか 頑張るから!」って言った。
ショックが無かったわけじゃないけど そして何よりの難関 お金について やりくりは今まで以上にキビシクなるという 頭の痛い問題はあるんだけども
それでも この選択で良かったと思えた。
確実性を狙ってそちらでもし合格しても なら本来 受けたかった方でも もしかしたらと 変な未練も起きただろう。
歳をとればいやでも安全牌だけを選ばざるを得ないことも多くなる。 若い今だから出来るチャレンジができたことはプラスになっても マイナスには決してならないと思う。
彼は中学生活を充実して悔いなく過ごせた。 受験という初めての挑戦でも彼なりに精一杯頑張った。
その姿を知っているからこそ 今回 これで道が定まったのだな・・という スッキリしたものの方が大きかった。
それに今回行くことになった学校は金銭的な問題さえ除けば むしろ 彼の目指す所への足がかりとしては 最善の道であるとすらいえる環境にある。
今日早速に午後からの手続きに行って来たんだけれど 環境面での充実に改めて安心した。
心配してくれていたトモダチに報告。 残念ながら・・・サクラ咲かず と。
さすがは我が親友達。わかってくれてる。 みんな さらりと それでいて大切な言葉を沢山。
”大事なのはどこで学ぶかよりも何を学ぶか ”だと思うから と メールをくれたトモダチの思いはわたしのそれと重なる。
”一日暮らし”という信州に住むお坊さんの言葉を お兄ちゃんへ・・と贈ってくれたトモダチ。
その中の一節 「一大事と申すは今日ただ今の心なり」
深くしみじみと胸にしみこんだ。
勝手に引用させて貰ってごめんね。 でも この他にも心配して支えてくれるひとたちが いてくれる幸せを改めて感じて嬉しかった。
たとえ遠く離れていても こういう風に 見守り心を繋げてくれているトモダチがいてくれる限り ひとりぼっち なんて言ったらバチがあたっちゃうよね。
ありがとう。しみじみと本当に何度でもありがとう。
さて そうは言っても学費諸々問題は奨学金貸していただけても キビシイんだけど・・とやっぱり此処に戻るが。
一つ一つを一日一日を 大切に積み重ねながら精一杯 生きることができるように。
時には(かなり いつも?)ヘタレつつ 時には ドンキホーテのように突進して 水車にぶつかってひっくり返りつつ そんなキレイになんて生きてきたわけじゃない。 これからだって そうだろう。
でもその時々で必死だった。
無様でもいい。みっともなくてもいい。 それを晒しながら でも 生きる を許される限り。
春の花は桜ばかりじゃない。
今日 学校の入学手続きに向かう途中の道で こぶしの白い花が咲いているのを見つけた。 青空に映えた白いその花は美しくて わたしは立ち止まって暫く見惚れていた。
すみれ たんぽぽ れんげそう・・・
いろいろな花、名も知らぬ小さな花も それぞれにその想いを懸命に咲かせながら
今日という日を 生きている。
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ゆうなぎ
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