++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2006年08月11日(金) 昏く深い闇

この暑さのせいにしてしまいたい。


最近どうにも神経が過敏になってる。
過敏といってもそれは
この薬のおかげで薄く張られた膜越しなので
他人(ヒト)には見せないで済んでいるんだけれども。

誰かのほんの何気ない一言が小さな棘みたいに
いつまでもチクチクと刺さって疼いたり。
深い意味はないんだろう言葉の意味を考えすぎたり。
厚意の助言の言葉にすら 
それが出来るならとっくにしてる と心でイラついたり。

そして唖然とする。
自分の中に巣喰う得体のしれない昏く深い闇にまた絶望しそうになる。


気を抜くとダメだ。

定期的に全身神経が剥きだし状態みたいになってしまって
直に触れられるのが辛くなる。
反応できなくなったまま無意識に後ずさりする。
説明や言い訳すら そのうち しんどくなる。


それが他人(ヒト)からみれば身勝手な傲慢に映っても
当然だ。仕方が無い。
申し訳ないことと 心底思う。

それは急変に近いから尚更 タチが悪い。
全身の倦怠感・脱力感。
反面 その身の内で 昏く燻りながら燃える闇の炎。


深呼吸 を する。


何をいまさら怖れる
何をいまさら啼く


それでダメなら仕方ない。
そうやって幾人ものヒトが去るのを見送ってきた。

シカタナイコト。




寝言でまた吼えていたらしい。
最近こればかり。

アノ時いえなかった事を
夢の中で叫んでいる。
吼えている。


真夜中 長男に揺り起こされた。

アノ時の夢をみていた と話した。
寝言の内容で察していたらしかったから。

 アノ時いえなかったから 夢の中で
 言ってるのかな 
と わざと冗談めかして。


長男は ふっと哀しげな大人びた顔をして

無理かもしれないけど できるだけもう忘れた方がいい 
と 言った。
僕も もう忘れたいと思っているし忘れるから
と。

 そうだね
と答えた。
 じゃなきゃお父さんも可哀想だよね。

うん。

 ごめん。


二人で下向いてしばらく黙って
弟達の健やかな寝息を聞いてた。




お盆のお供えとお花 今日 買いに行って来る。
形ばかりささやかでも。

忘れないことが供養。
想いだすことが供養。

だけど忘れてしまいたいことや思い出したくないことまで
一緒に絡み付いて頭から離れない。
どうしてアノ日に。どうしてアノ日に。


それはより強烈にわたしに刻み付けて遺していく為に
アノヒトがつけた鎖?

そんなもの無くても忘れやしないのに。
充分にもう刻まれているのにこの印は。
心配だったのかねぇ・・

そんなことを ふと考えて
でも それじゃ そうだね アノヒトが可哀想。
違うよね?そんなこと望んでなかった。


ごめん。
ごめん。
ごめんね。


きっとこの暑さのせい。

嫌な夢も
昏い闇も


壊れかけているわたしも。


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                               ゆうなぎ


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