++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年11月21日(月) 迷い道くねくね

末っ子が満足したと思ったら真ん中の子が寂しいっていう。
それに応えてたら満足してたはずの末っ子が拗ねる。

一番上の子だってわたしに話したいことだってあるし
同じように書くことが好きな子だから
それを見て貰って意見を聞きたいっていう。
ものすごく好きなことしたいことがあるってことは
イイコトだって思う。
それが暗いトンネルの中に入った時の生きる希望(光)に成り得るから。

三人三様に
それぞれの気持ちは痛いほどわかる。

だからそれぞれに応えてやりたいけど身体はひとつ。
実家の方は実家の方で祖母の介護で大変だから
どうしても以外は できるだけ頼りたくない。
少なくとも心配かけたくない。

それでなくても本来ならもっとしてやれたはずのことが
今は支えあうだけで精一杯。

自分の無力さに何度も打ちのめされる。


少しでもいいから休みなさい と母はそれでも言ってくれる。
2ヶ月に一度 子供達を預けて行くことも許してくれている。
むしろ 安心するらしい。それ以外でリアルな友達と会うわけでも
オシャレしてお化粧して出かけるわけでもないから。
まだ そうわたしが言っているうちは まだ・・まだ 大丈夫だって
そう思ってくれてるんだろう。
申し訳ないと思う。鬱のことをカミングアウトした時も
どんなにかショックだったろうと思う。

それでも受け止めてくれた。無理もないよ・・と。
良く今まで・・・と言って電話口で母は絶句した。
わたしも言葉が喉でつかえて
ごめんね・・と 
それだけ 小さな声でいうのが精一杯だった。



十年近く。
そうして
子供達も一番甘えたい盛りの数年間を
極度の緊張と我慢と寂しさで過ごしてきた。
その最後の その後すら 
あんな・・心の傷を負わせることになってしまって。
それでも
あの悪夢の出来事についてさえ何も言わず。
一番上の子はもうちゃんとわかる歳だった。
下の二人だって幼いからわからなかったって問題じゃない。

離婚なら どんな父親だとしても その存在が生きているということ。
もちろんそれを経験していないわたしが一概には言えないことは承知。
いない方がマシな親だって確かにいるだろうから。

それでも それでも
父という存在がどんな形にせよ生きて存在しているという
その事実は子供にとって救いにはならないだろうか。

死別でもせめて想い出が楽しいものだけで懐かしいものだけで
あったなら。
子供達の心には 父親の死 という出来事と共に
あの四十九日での出来事が刻まれてしまっている。

何故 大人であり少なくとも子供達にとって祖母であったはずの人間に
それすらわからなかったのか。
それが情けなく哀しい。



今まで頑張って抑えてたんだと思う。いろんないろんなこと。

ちょうど わかるとわからないの間の年頃だったから
だから余計に下の二人には不憫なことだとそう思う。



今 わたしたちの年代は親の介護問題にさしかかってくる頃だ。

夫婦力を合わせてとか
兄弟姉妹力を合わせてとか 
そういうもので乗り切っていける人達を
羨ましいと思ってしまうわたしを
赦して ください。

わたしには無いから。
前向きにとかそういうの以前の嫌でも向き合うべき現実として
一人で闘わなければならないから。何処までも。

一人で背負って頑張ってる人はちゃんとそれでも頑張ってる。
そんなことは誰に言われなくても良くわかっていて

キレイゴト抜きの厳しい淡々とした現実。
どうしようもないことっていうのは仕方ないことっていうのは
確かにあるっていうこと。


諦めと覚悟は
これでも していて・・・してきたつもりで。

だのに わたしのこの背中はどうしてこんなに脆いんだろうか。
背負うそばから へたり込んで這いずりながらしか進めない。

ただ 背負ったものだけは降ろしたくないと
この腕が感覚を無くしたら
代わりにしっかり何かで括りつけてでも降ろしたくないと
降ろせないと

そう思うばかりで。



今日も迷い道くねくねと曲がる。
先は見えないけれど

どんなに脆かろうがみっともなかろうが
背負い続けることと生きることに執着する。
それを それだけは 自分に課したい。


せめて
せめて
せめて


ああ わたしは弱くなんかないね、きっと。

嫌になるほど 何処までも しぶとくて強い。



ほんとに

哀しくなるほど。






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                               ゆうなぎ


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