++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年04月30日(土) 悪(イヤナユメ)夢

疲れて早々と眠っていた。
うつらうつらと起きては でも身体がだるくて
そのまま また瞼が落ちて・・・
なんだか寝苦しい夜で。

夢を 見ていた。

とても 嫌な夢だった。

登場人物は面と向かってケンカしたことこそないけど
みんなキライな人たちばかりで

覚えてるのは その中の一人に
「本当はあんたのことずっと大嫌いだったんだよ!」と
自分が搾り出すように叫んでいたこと。
なんていうかずっと抑え込んでいたものが噴出したような

憎悪。

その自分の体中から噴出されるどす黒い霧のようなものに
吐き気がして。
吐き気がしながら でも 止まらなくて言葉が。

醜い と思った。自身を。
その醜さが耐えがたくて。

叫ぶ自分の声で

目が 覚めた。

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剥き出しにされた 耐え難い 醜さ。
人間の中にある 業(ごう)というもの。

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アノ時にも 見せ付けられた。
アノヒトノシンダアト

目の前で見せられた 全てをかなぐり捨てたような
その剥き出しのエゴと業がわたしには耐えられなかった。

醜い と 思った。
吐き気がした。
吐いても
吐いても
止まらないような
胃液まで吐いても
血まで吐いても
その吐き気は止まらなくて

わたしは 逃げ出した。

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自分だけが傷ついてるなんて言わない、言えるはずもない。
自分だけが正しいなんて信じられたら もっと楽だろう。
どす黒さも卑怯さも エゴと業も 
自分が嫌というほど持ち合わせていることくらい 知っている。

でも きっと だから 他人がそれを剥き出しにすると
居たたまれなくなる。
そう
居たたまれなくなるんだ。

偽善 でも 嘘でも イイ
せめて 隠して見せないでくれ。

頼む

耐えられない んだ。

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夢の中の自分の 醜さ が
まるで鏡の中を覗くようにわかって

いやな汗をかいて うなされて
叫んで

目が 覚めた。

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午前3時半。

震える自分をただ抱きしめていた。
他にできることなどなかった。


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ゆうなぎ [MAIL]

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