++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年03月22日(火) そうして静かに・・掌に握り締めていたものを開いてわたしは。

久々に副業の仕事が入った。
自宅でできてやり取りはメールだから
今の わたしにとっては有難い。本業にできるほどの
力がないのは不甲斐ないことだが それでも細々ながらでも
自身の状態があまり良くない時でも ここまでやってきたことを
とにかく手放さず諦めず・・なんとか と思う。

空虚感 疲労感 虚脱感 焦燥感 のようなもの。
常に漂っていてそれは常にまとわりついていて
それでいて感情が希薄になって言っているような
大きな極端などーんとした落ち込みの感情が薄れてきた替わりに
楽しみとか喜び感とかそういうものにも膜がかかってしまったような。

これは薬のおかげ?きっとそれでもこれでいいんだろう。

最近 自分の感情がうまく掴めないような気がしてしかたない。
人間の気持ちなんて不幸とか幸せとか そんな単純な尺度で
量れるものでも量りたいものでもないが
それでも ある意味 自分だけは自分の為に 自分の為だけに
自分の立ち位置のようなものを持って許していることで救われる部分が
あるような気がしていた。

それが今の自分からは失われていっている気がして仕方無いのだ。
自分の輪郭がどんどん薄れていくような。
自分が何処に立っているのかわからなくなっているような。

それでもそれがわかっていても今のわたしには
掌に握り締めていたもの わたしに残されていた
自分自身 を開いて
こぼしていくことしかできない 
そうしながらでないと 立ち続けていることができない 
多分。

装うことも繕うことも見せないことも
まだ できるのだから できてしまうから
できてしまうのなら。
握り締めていた自分という名のものをこぼしながら
輪郭を薄れさせながら それでも。それでも。
大丈夫 と笑うしかないじゃないか。

静かに・・・そうしてまた少し指を開いて
掌に握り締めていた自分の欠片をこぼす。

こぼしながら 今日を とにかく 生きる。



それでも一人なのだ。
友達がいてもKの存在や親や子供の存在でさえも。

当たり前のことだけど
わたしの身体も心も わたしにしかどうしようもないもの。

そうして 

わたしはやっぱり 本当の意味で
甘えることと頼ることが下手だし苦手だし
また 許されてもいない 人間なのだと

そう 思う。

思っていなくてはいけない と思う。

自分に言い聞かせないと欲してしまいそうで
手になど入るはずの無いものを。


頼るひとはいない。ずっとそうだ。
夢をみてはいけない。

これからも ずっと そうだ。


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ゆうなぎ [MAIL]

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