++いつか海へ還るまで++

雨が降る 代わりに泣いて いるように

降り続く雨 降り止まぬ雨


2005年03月11日(金) 距離

別にいつもと何かが変わってるわけじゃないんだ。
誰だって疲れ気味になることはあるし
それで何か言われたわけでもないし
いつも通りの電話だったりメールだったりしていて。

だのにKの疲労の影みたいなものをふと電話の声に感じてしまって。
その小さなぽつんと落ちたインクのシミみたいな影が
心から消えなくて 怖くてすごく不安で。

今日は美容院に行って髪切ってさっぱりしたし
帰りに本屋さんで好きな本買ってきたし
風邪のせいで目が痒くてジガジガして擦って赤くなっちゃってるけど
目薬買ってきたし。
気の重いことあるけどそれは考えない考えないって呪文唱えて
薬飲んで。
とりあえずだましだましでも普通に気持ち維持できてるし。

今も電話で話して
ちゃんといつも通りで。
心配したメールへのレスも「大丈夫だよ〜」って返ってきて。

なのに どうして こんなに心が怯えてしまうんだろう。
きっとこんな時はそっとしておいた方がいい。
変に色々言われる方が余計重たく感じるだろうし
(というよりも わたしの存在自体が重くなったんじゃないの?)

それはわかってるんだけど
(そうなの?わたしに疲れたんじゃないの?)

Kとの間の物理的な距離。

こんな精神的に不安定な状態のわたしの近くで四六時中
一緒にいればそれこそ疲れたり、ストレスも溜まるだろう。
それでなくてもわたしはKに精神的に依存してしまっているのだから
そういう意味ではこの距離はKにとってむしろ良いのかもしれない。

それでも諸刃の剣のように
見えないことは不安になる。
声のわずかな調子やレスの返ってくるまでの時間や
なにげない言葉の意味まで。

見えないから勝手に想像してわたしは
不安の影を自分で大きくしてしまう。

自分で壊しちゃいけない。
見えない影に怯えて大事なものを失くしたくない。
それにはちゃんと保たなくては 自分を。

わかっているけれど

今はこの距離が 
たまらなく心細く 

辛い。

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それからもいつも通りのメールのやりとり。

でも疲れてる空気を感じたらわたしは
明るい元気なメール。俯きメールはしない。できない。

だって Kだっていつも元気ないのばっかりじゃ
疲れてきてしまう。当然だよ。
たとえ わたしが原因でなくてもシンドイ時に
暗い話題なんかより元気でる明るいのがいいのは
当たり前だもんね。

だからKの好きな話題や楽しい話して 
バカ話して笑って おやすみ!また明日ね!って。
ありがとね^^ って言われてホッとして。

少しでも疲れが癒せたら嬉しいから。
いつも支えて受け止めてもらってるからせめて。

うん。

でもね それと別のもうひとつの気持ち。
怖いんだよ。失くしたくないの。
Kにだから Kにだけ 言える。気持ちをこぼすことができる。
唯一 特別。

元々人に愚痴るより愚痴を聞く方。 

ほんとは風邪具合も良くないし
精神的にも今だってそんなに良い状態ってわけじゃない
色んなこと抱えて薬の力借りて何とか少し考えずにいられてるぐらいで。

ワタシダッテキツイノクルシイノシンドイノドウシタライイカワカンナイノ

今日も友達から電話あり。
愚痴や状況を聞く事 小一時間。ずっと相槌うって一方的に聞くばかり。
この頃 ずっとこのパターン。
気持ちわかるし だから聞いてあげられることは
聞いてあげたいとは思うけど
正直 わたしの体調悪いことも言ってるし 精神状態があんまり
良くないのも知ってるのに それまったく関係なしに
気遣いしてもらえないのは虚しかったりする。寂しかったりする。

結局 わたしはいつもそう。

自分の愚痴とかキツさとか言えなくなる。
わたしもキツイよ苦しいんだよって言葉 俯いて飲み込んでしまう。

友達は甘え上手なんだと思う。
そしてそれはそんな悪いことじゃないと思うんだ。

わたしがバカみたいに不器用なだけ。
不器用でココロが弱いだけ。

Kにすら甘えきれない。
全部を預けてしまってそのあげく
ふっと身を退かれたら・・って怖いんだ。

怖いんだよ・・・。


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ゆうなぎ [MAIL]

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