ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2011年07月02日(土)  ©  薄情でごめんなさい。


急にお通夜に出席する事に、なった。
旦那のお父さんのお姉さんの旦那さんのお母さん、のお通夜
・・・・俺、血縁遠すぎじゃね?

てゆうか、もはや血縁では、ない。それも旦那ですら。
ご近所さんよりも、遠い関係。会った事も勿論無いし。

本来なら、旦那も欠席しても構わないはずなのだが、出席命令が下った
勿論、人として出席するに越した事はないので、快諾。

旦那には『晃は行かなくても大丈夫だと思うから。』と言われていたが
今までの経験上、駆り出されそうな予感がプンプンがしていたので
訃報を聞いた翌朝には喪服を買いに走ってた俺様。

てゆうか、太った為、持ってた喪服が入らなくなってた、罠。

そして、案の定嫁のワタシも駆り出される羽目に。

喪服を買いに行ってた俺、偉い!賢い!大当たり!
もぅ自画自賛だよね。
てゆうか、旦那が甘いよね、自分の親が言い出しそうな事くらい
嫁のワタシよりも解ってなくちゃいけないのに、甘いんだよっ、このがっ!

でもさ、100歩譲って旦那はいいよ。出席しなさい。
だけど、ぶっちゃけ俺はどうなの?欠席でいいんじゃないの?心の中で超叫んだよ。

薄情でごめんなさい。でも実感沸かないんだよ、会った事すらないから。
どういう立ち位置で居たらいいのだろう・・・。









赤い爪じゃまずいので、急いで変更、黒色。

深読みすると、お義父さんが都合悪くて、お通夜には出られないらしいので
その代わりに長男の旦那が、お義父さんの代わりを兼ねて出席する意味合いもあるっぽい。
『代わりに仁義通して来い。』と仰せつかったらしいので。

あぁ・・・長男・・・かぁ・・・大変だなぁ・・・
そもそも義理とか、人情、仁義とかを、特に大切に考えている旦那の実家。
旦那も昔から、おばあちゃんに『仁義だけはちゃんと通せ。』と口うるさく言われて育ったらしい。

全ての段取りが決まった後、旦那が言った。
『長男の嫁で面倒かけるけどごめんな。』

・・・・全く、先が思いやられます。えぇ。

そして『兄貴が居たら良かったのに、と思うよね。』と続けた。
うーん、でもまぁ
長男だと解ってて結婚した訳だから、謝る必要はないと思う。

『大変だけど、貴方の家族を大切にしてる事をちゃんと解っててくれるなら、まぁそれでいいや。』

此れが、本音、かな。

旦那の実家には尽くしているつもりでいるし、大切に思っている。
でも、其れを解ってくれてないのなら、ワタシの努力する理由はなくなる。


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大 誤 算 。

流石長男。ごめんなさい。
てゆうか、ホント俺、薄情でごめんなさい。



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