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2008年07月02日(水) ©
エピソード #1 其れは妹の発言、なのか?
此の日、いつもの様に彼から連絡が入った。
日勤なのでバタバタしていたの、だろう、仕事が終わったら寝ると言って、居た。
彼曰く
『帰るって言って帰らなかったらいけないから、寝るって言っておく。』
だ、そうだ。
そして、少し早めに出勤するワタシに、如何して今日は早いんだ?と聞いたので
『〔友人であり、店のママの〕純が同伴だから。』と答えた。
そして午後7時開店、色々する事があって開店前からバタバタして居た処に、店の電話がなった。
こんな早くから面倒くせぇなぁ・・・。
そう思いながら、電話を取った。
『お電話有難う御座います、スナック●●です。』
此方の声の調子を伺う感じで、相手が聞いた。
『晃・・・ちゃん・・・?』
『そうですけど?』
『あぁああ、晃?』
・・・・あんたかいっ!
電話の相手は泰史、だった。
『如何したの?』
ワタシの勤めるお店は携帯禁止だけれど、通常の用件はメールで済む
だから、店に電話を掛けて来る、と言う事は、急ぎの用件か如何しても伝えたい事がある時のみ。
泰 『いや、知り合いが飯食わせてくれるって言うから出掛けたんだけど・・・』
晃 『うん、行けばいいやん。』
何だか動揺して経緯を話し出す彼。
泰 『いやさ、妹みたいな奴が居てさ、そいつがパチンコで勝ってて仕事の時間に間に合わないから
飯おごるから、同伴って言う事で、店に付き合ってくれって事になってて・・・』
相手、女かよ。
晃 『あ、そう。〔彼の友人圭ちゃんの従姉妹で彼も妹みたいに可愛がってる子〕●●ちゃんって子?』
泰 『いや、違う。ミオって言うんだけど、まぁ今度会わせるけど。』
誰だよ、そいつ。汗。別に会わせてくれなくていいよ。
晃 『ふぅん、で?』
泰 『そんで、飯食いに来たんだけど、純が居てさ。』
あら、何て偶然!
御飯屋さんで、同伴中の純と出くわしたらしい。
泰 『あいつに、お前何してんだ?って言ったら、其の侭そっくり返すわって言われて。』
そりゃそうだ
純もビックリした事だろう。
晃 『何してるって、純は同伴だって言ったでしょ。』
泰 『そうなんだけど、事情を説明しようとしたら、みなまで言わなくていいって言われてさ。』
そりゃそうだろう、純は、お客さんと一緒なのだ
てゆうか、純に事情を説明する必要は無いと思うんだけど・・・?
お前、どんだけテンパってんだよ!
晃 『其れで?』
泰 『いや、純が誤解してると思って。』
晃 『貴方、今、その子と2人なんだよね?』
泰 『うん、けど親父が後で店に来て合流するから。』
晃 『ふぅん、でも普通誤解するだろ、貴方自分を誰だと思ってんの?てゆうか、ワタシも誤解するわ。』
まぁ、其の後も少しやり取りをして電話を切ったワタシ達。
てゆうか、此の人、何やってんだろ。てゆうか、動揺し過ぎだろ。
そして、暫くして純から電話があった。
純 『晃?泰ちゃんが居るんだけど?』
晃 『うん、遭遇したらしいね、店に電話があったよ。』
純 『やっぱり?俺に気付いてすっごい動揺してさ、説明し始めるから、みなまで言うなって言った。笑。』
晃 『うん、聞いた。笑。』
純 『お前何してんの?って見りゃ解るだろ、同伴だっつーの。』
晃 『あははっ。』
純 『ビール2つ言うた後、外に出て行ったから、あんたに電話してるんだなっと思って面白かったわ。』
晃 『何か、色々説明されたわ。純が誤解してるかもしれないからって。』
純 『どんだけ動揺してんだ。笑。』
暫く話して電話を切った。
お店の閉店後、純から夕方あった事を聞いた。
其の子はきっと、動揺して純に説明をしている泰史を見て
純を泰史の彼女だと思ってるっぽい事。
そして、純を泰史の彼女だと勘違いしてるっぽい其の子は、純に挑戦的だった、事。