ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2007年12月18日(火)  ©  色々あって、纏まる事。


奇跡が起きて、何となくまた寄り添って歩く事になった、泰ちゃんとワタシ。
1ヶ月が、過ぎました。
何だかね、普通に幸せで恐いのね、ワタシ。

一緒に御飯を食べたり、飲みに行ったりする事って無かったのだけれど
毎週日曜日は、彼のよく行くショットバーに一緒に行ってみたり
飲んでる彼を迎えに行って、帰り道にラーメンを食べたり
コンビニで手を繋いで買い物を、したり
そんなチープで、普通な事から遠ざかって居たから
彼と過ごす日常は、ホステスになる前の恋愛を、思い出す。

ラーメン屋さんで、ラーメンを食べながら
『晃ぁ、結婚しようか。』と口にした彼に
酔っ払いの戯言だと思って、『ラーメン屋でプロポーズかよ。』と突っ込んで
『もぅお前にはプロポーズなんてしない。』と彼を怒らせたのは、今月の1日、だった。

遊び人が結婚をだしにするのは構わないけれど
貴方の場合は、結婚は餌にはならなくてよ?
だってバツイチ子供2人、餌になる訳が無い。てゆうか寧ろ不利だろ。
解ってるんだか、如何なんだか・・・。

そして、車を派手に電柱にぶつけたのは4日前
事故った其の足で晃邸にやって来た彼は、玄関先で発作を起こした。
苦しんでるくせに、帰ると言い張る彼
『帰りたいなら帰ればいい、でももう2度と会う事は無いから。』
『そうじゃない、そう言う意味じゃ無いんだ。』と言う彼。
『何がそうじゃないの?苦しい時に帰るって言われたんだよ?ワタシ必要無いやん。』
『いや、格好悪いところ、見せたくないんだ。』

半ば別れ話を持ちかけた、のは、ワタシ。
そして、発作が少し和らいだ彼が、言った。



えーっと・・・
だから其れは別れ話でしょう。
ワタシは言った。
『来なくて、いい。もう、いいから。
 ごめんね、何にもしてあげられなかったね。』

と、此処でやっと落ち着いた彼。

『いや、別れるとかお前、何言ってんの?』
『ん?』

えっ、今まで泣いてましたよね?貴方。
今までの盛り上がりは何だったのさ。

『違うから。』
『じゃぁ、何なの?』
『全部終わったら、結婚したいと思ってるって事なんだけど。』
『あぁ、そうなの。てゆうか、汚い事って何?言ってみたらいいよ。』



『過去の事は仕方無いやん、頑張ってやる事やって行こうよ。』
明るく言うワタシに、彼は拍子抜けしたらしく
『お前・・・其れだけ?って・・・。』と苦笑した。

『後ろめたいって言うから、浮気かと思ったよー。』
『そんなのしてない。』
そんな会話を、した。

過去の事は、仕方無い
彼が結婚して居たのは事実で、子供が居て、元の奥さんが居る。
調停で話し合って、色々な事が決まったのだろう。
元奥さんと渡した子供に対して、其の時の彼が無理をして出来る事を、した。
其れだけの、事。

一応の責任を取った、彼
其れは、今の彼に負担を掛けて居る、けれど其れは仕方無い
彼が背負って行くもの、だから。

ワタシは、ただ
必要とされている限り、彼の隣を歩いて彼の支えになれる様に強くいる
ただ、其れだけ、だ。

でもワタシが大好きだった、彼のアルファード
後ろグチャグチャ・・・どうしたらこんな事になるのだろう。汗。
あぁ・・・修理費、高そうだなぁ。

そっちの方が、心配。



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