静かな日々の階段を
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自分の居るべき場所は本当にここなのかと
売り場に立ち、窓の外を見つめながら思う。
この街も
この仕事も
この店も
嫌いじゃないけど
けど…、何か違うような気がする…。
今、周りに居るミニストのメンツも
留学の仲間も
来年にはここから去っていく。
自分は独りここに取り残される。
職場の人達も、どんなに仲良くなっても
そのうちみんな去っていく。
むしろ自分が先かもしれない。
残っても飛ばされても結局は独り。
どんなに仲良くなっても
どんなに信頼関係を築いていっても
その人達と同じ職場で働き続けることはない。
人間関係を築いては離れ、また新たな人間関係を築いていかなければいけない
ここで働き続ける意味はあるのだろうか…。
もしこれからもずっとこの職場で、この仲間と仕事を続けていくのなら
それだけであの店に居る意味はある。
もし恋人の一人でも周りにいるのなら
それだけでここに居る意味がある。
それだけでここが自分の居場所になる。
でも、恋人もいなければ仲間もいつか去っていく。
自分もそのうちここを去っていく。
結局、ここに自分の居場所はない。
どうせ独りになるのなら
何処か遠くへ
誰もいない何処か遠くへ
自分の居場所を探しに
自分が本当にやりたい事を探しに
旅にでたい。
自分探しの旅に。
誰もいない何処か遠くへ…。
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