秘 密 主 義 者 秘 密 主 義 者

2007年08月14日(火) © 妊娠した、ら?

お昼から、何だかいやらしい事をする事になった晃です。こんばんわ。

泰ちゃんは、今日も聞いた。
『晃?どうする?』ワタシは、迷わず『中で出して。』と言った。

昨日と違ったのは、其の続きがあった事。
泰 『出来たら?』
晃 『出来ないよ、きっと。』

出来る訳ないのだ、だってワタシはピルを飲んでいるのだから。
出来無い事を知っているのはワタシだけ。

泰 『でも、もし出来たら一緒にならなくちゃいけないよ?いいの?』
晃 『泰ちゃんは?』
泰 『いいよ、勿論。』
晃 『でもワタシ、貴方の子供が納得しないと産まないけどね。』
泰 『俺達がお願いしますって言ったら?』
晃 『ホントに産んでいいの?』
泰 『いいよ。』

出来ないんですが。出来ないんですよ。
けど、さてさて此の人は一体何処まで本気なのだろうか。そぅ、思う。

泰 『頑張って行こうな。』

彼はワタシを抱き締め、そう締め括った。

ワタシはと言えば、一瞬、そぅ一瞬だけれど
ピルを飲むのを止めて仕舞おうか、なんて思ったり、した。

もし、万が一此の侭あの人と居られたら、と仮定した時
ワタシは、必然的に自分のお腹を痛めて持つ赤ちゃんと言うモノを諦めていた。

アキママや親戚は、”其処は貴方が犠牲になる事では無いでしょう。”
と言ったけれど。
少なくともワタシは、彼や彼の子供を受け止めると決めたら
やはり、彼の子供を第一に考えたいのだ。

親戚の話を聞いていたら、少しだけ感傷的になって仕舞った。
余りにもみんながワタシの事を考えてくれていたから。


てゆうか、まだまだ先の事だから今から考えても仕方無いさ。
あくまで、楽観的な俺様である。



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『でも、最初に晃が言った時は”えっ!”って思った。』
と、後日談として語った彼。

そりゃそうだろう。
妊娠する危険性が、存分にあるのに、そんな事をサラリと言う奴は
頭が悪いのか、何にも考えて無いかのどちらかとしか思えないもの。

『あんな事言ったの、初めてだよ。』

其れは嘘では無い。
ワタシはピルを飲むまで避妊は必ず!と考えていた子なので。
更にピルを飲み始めても、自分から”中で出して”とお願いした事は無い。

『ホントに俺が初めてか?』
『うん。』
『俺だけ、か。其れならいい。』

さて、彼にピルを飲んでる事を言うべきか否か・・・。
暫くは言わないでおこうと思う。

ワタシは、結構真剣に彼の事が好き、なのだ。

『ずっと傍に居てね、2人で頑張って行こうな。』

信じたいと思う彼の言葉が頭の中をぐるぐる回る。
遊び人は、欲しい言葉を欲しい時にちゃんと、くれる。








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