コミュニケーション。
DiaryINDEX|past|will
夫との他愛ない(はず)のやり取りが刺さって眠れなくなった。 お察しの通り排卵日前後である。 眠れないのもPMSのうちだし、わっかりやす 不妊の方々に私の体質をあげられたらいいのに 安産だったし
普段は俺なんてもう老人でどうたらこうたらと言っているのに、 (毎回私はそれを浮気のカモフラージュだと騒ぐが) 今日は、俺もまだイケるよねと言い出したので、 前日にいつもの店(普通の)の初売りに行くと言っていたのを思い出し、 「あの女主人のことがすきなのっ?!」 と言ったら、 「いや、あの店長のこと「は」別に」 と言ったので、 発狂した。
別に「は」は強調されていたわけでなく今私がわかりやすいように書いただけだけど、 「ってことは他の場所にいるのね?!」 となり、 あーたらこーたら追及したが、夫は笑って答えなかった。
こんなやりとりはもう百を超えるほどしており、 私も笑って済ませられる日もあるが、 今夜は久しぶりに心がひやりとした。
焦りではなく、いつか感じたことのある冷たさ。 しばらくしてから、元カレのことだと思い出す。 まぁまともな恋愛経験はそれしかないから仕方ないが、 あれの顛末を思い出すと、笑えなかった。
だいたいが、私の教祖さまがおっしゃっていたように、 体の浮気云々より、心の浮気のほうがやばいので、 「もう関係をもちました」より、 「いいなと思ってるひとがいます」のほうがしぬ。 これは性別が女だからかもしれない。
連城三紀彦の「隠れ菊」を読んだ。 ネタバレして申し訳ないが、愛人を選んだと見せかけて夫は妻のもとに帰ってくる。のらも、やはりそういうものかもしれないと思うし、 愛しているなら、帰ってくることを許すだろうこともわかる。 だって私は元カレを受け入れた。 あれごときを許せるなら、夫のことはもっと寛大な心で許せるはずである。 そこまでにいろいろあったとしても、 私の理性の範疇に収まると34歳の私は思う。 変な話、夫が帰ってくることは信じられるし、 元カレにとって、あの頃の私は本妻だったのだろう。
ひやりとするのは、私に落ち度があると十二分に考えているからかもしれない。 女としてのどうたらではなく、デッドライン症候群の反応する温度なのかも。
|