コミュニケーション。
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2019年10月21日(月)





久しぶりに夫と大きな喧嘩をした。
お互い溜まっていたものを我慢できず。
「離婚しましょ、いいですよ、私が言い出しっぺでね。
自分が言いたくないだけやろ」
言いながらここに書いたことを思い出していた。
私はいつもガチだと。
そうだろうか?今も?
今まではそうだった。きちんと向こうが「離婚はしたくない」と言うのを聞いてきた。
今はちょっと弱い。
赤子がいるし、感情に任せて離婚と言い出した自分がわかっていた。


なんなら夫がなぜ怒っているかもわかっていたし、
自分がやるべき仕事を長いこと放棄してだらだらと過ごしていることをわかっていたから、
私が離婚を振りかざすのは間違っているとわかっていた。
だからそのあと車を運転しながら、ちょっと泣いた。
今この人と別れるのは、まだ寂しい。


でも元々、実家や自分がくそなことを子どもを人質に見逃してもらって続けている結婚だと思っていた。
少なくとも私は。
もう夫に我慢や不貞の禁止を押し付けることに疲れたし、
その分夫の好きな女にならなきゃと思うことにも疲れた。
好きだから、愛したから結婚したんじゃなかったのかと言いたくなって我慢することにも疲れた。
大丈夫。
私ももう若くなくて、その分思い出がたくさんあるし、
若いときの思い出はとてもきれいに磨かれた。
美化された思い出って時には失望の象徴だけど、
新しい道を選ぶための材料ならいいんじゃないか?



夫から「離婚はしたくない」とは聞いてない。
私も言ってない。
表面上の会話はしてるし、私からも話しかけるし、特に冷たくもしてない。
でも向こうから話しかけるときは恐る恐るだから、喧嘩は終わってないと思う。
明日離婚について具体的に話そうと言われても驚かない。
心の準備がぐぐっと進んだ感じがある。


文句つけられたのが家事だったので、
あぁそうですか、じゃあもう文句は言わせないようにしますね、
って感じで家事に本腰を入れ始めた。
多分大人なら当たり前なんだけど、
私にとってはもうこの人には期待しないし甘えもしない、ってことで、
なんかでかいな、と他人事のように感じている。
私という人間は、パートナーには甘えていたかった。
家事をしたら労われたかったし誉められたかった。
でももうそういうのいらない、ってことは、
私は変わってしまったし、
これから夫に甘えることもないんだな、って、
あぁそうだ、
私はどうやって愛されたらいいんだろう?
何にもできなかったから愛されてたはずなのに、って、
そんな赤ちゃんみたいな部分が泣いてる。


この人に愛されなくてもいい、って思えてしまったことが悲しいのかも。
多分、悪いことじゃないはずだけど。


こんなことを書きながら、別に離婚しなかったということもあると思う。
まだ赤子は2才だし、夫はこの赤子にでれでれだし、
人質だろうがなんだろうが実質子ども3人の世話してるのは私だし、
開き直ったっていいだろと思う自分もいる。


でも、こんな夜を残しておこうかなぁ、と思えた。
そんな自分がまた久しぶりで、それもなんか嬉しくて、
書いてる。


雪絵 |MAILHOMEBLOG

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