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| 2017年08月27日(日) |
夫の性欲処理係なんじゃないかと思うことは、
夫に愛されていると思うことと表裏一体だ。
皿を洗わなくても抱いてくれると思えば愛だし、
穴だと思われているのなら、そりゃ皿なんかどうでもいいだろう。
こんなことを考え出すと西川君じゃない元カレの時代に戻ったみたいで嫌なので、
考えないようにしていた。
しかし多分どっちにしろ。
きっと夫は私を愛していると錯覚しているのだろう。
西川君じゃない元カレとは違って。
そういえば、昔の片想いを思い出すと、死にたくなることが多いけれど。
好きな作家さんが、片想いを肯定してくれて嬉しかった。
一方通行の醜いものだと思っていたけれど。
確かに、今も変わらない、淡くて美しい思い出だ。
夫との関係は、良くも悪くも変わっている。
私自身が変わっているからなのは自明のことだけど。
※※※※
夫は性欲を持て余しているのだと聞いてから、
そんなことを考えるようになった。
口だけを求められることも、今までは数えるほどだったのに、
頻度が増えたような気がして、くさくさしていた。
だからと言って、以前からの答えのとおり、
離婚だの愛されてないだのは思わないので、
ただ好きなだけくさくさして忘れる。
今日も同じように求められたけど、
4人目はさすがに勘弁だし、
自分のからだを気にしなくていいし、いいことばっかりだと思って頑張っていた。
のに。
唾液でどろどろの手を休ませていたら、
名前を呼びながら、その手をしっかりと握ってきた。
うぅ。
私を愛しているなんて錯覚のくせに。
何でそんなことするの。できるの。
私だってできるけど。
おまけに、めちゃくちゃ久しぶりに顔を見せてと言われて、
自分でびっくりするほど動揺して、
視線で体が痺れてしまって、
さっきまで脇目もふらずに頑張っていたのに、恥ずかしくて仕方なくて、
そう言ったら、結局今日も負けた。
何だったんだ。
思いつくことと言えば、多分私の体は妊娠しやすい時期で、
だから考えることも暗いし、感じやすいのだろう。
愛なんて錯覚で、勘違いで。
