コミュニケーション。
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時が経つほどに、優ちゃんは元通りになっていく。 眼が、優しくなっていく。
私も、少しずつ笑えるようになっていく。 優ちゃんが笑わせようとしてくれるから。
金曜に藤原君が来ていて、 弟と遊んでいたから、最初は、 今日は会わずに寝ちゃおうかと思った。
気持ちもずーんと落ち込んでたし、 話す気になれなかったし、 大体、夫婦間のこと話しても迷惑だろうと思ったし。
でもそれも時間が経つと、気分が変わって、 結局は弟の部屋に行って、バカ話して、 結局は今回のことも全部聞いてもらってしまった。
藤原君はいつも通り、やっぱ笑顔でいなきゃね、と言ってくれて、 私のいつも以上にとりとめない話も聞いてくれた。
おかげで、ちょっと前よりも笑顔を出せるようになった。
次の日の土曜は、優ちゃんの実家にまたお邪魔した。 たまたま、優ちゃんのお姉さんや弟さん家族もいらしてて、 にぎやかで楽しい土曜を過ごさせてもらった。
日曜は、優ちゃんが、 私の弟を外食に連れてってくれた。 いつも通り喋って、 いつも通り、私の嫌いなきゅうりを食べてくれたので、 弟は母に、 「仲良くなったみたいだよ」と報告したらしい。
日曜の夜は、ドラマを観た後、 悔しそうに私のひたいにキスをして、 「これ以上悪くなるなよ」と言った。
ならない、誓うわ、とキスを返した。 許してくれたと思っていいのかなぁ。 もう涙は出ないけど、心残り。
心残りが増えないように、やってくしかないね。 優ちゃんの傍にいるのは、やっぱり幸せだから。
優ちゃんの眼はすっかり優しくなって、 また少しずつ、私のことを可愛い可愛いと言ってくれるようになった。 言われるたびに、泣きそう。
日曜の寝しなは、卑猥なやりとりで締めくくられた。 また抱かれる日までに、私は、 「心残りのない満足」を胸に抱けているだろうか。
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