コミュニケーション。
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2007年11月12日(月) めぐり逢えた、気がする。







「蠍座のあなたを支配するのは、“愛”と“性”です」


漫画に載っていた星占い。
世の中、
当たってない方もいらっしゃるとは思うけれど、
あたしに関して言えば大当たりだと、
昔、幸子ちゃんが笑っていた。
でも当時は生娘、
まったく想像が出来ず、そんなことないよ、と言い返していた。




その幸子ちゃんは蟹座で、


「相性がいいのは蠍座。

蠍座のまっすぐな愛を、蟹座は、さらに大きな愛で包んでくれます」


とのことで、
まぁこの本は男女の意味合いが強いけれど、
幸子ちゃんとあたしに関しては、確かに当たっている。
さっちゃんさっちゃんと頼るのはあたしで、
甘えさせてくれるのが幸子ちゃんだ。







これを読んだのは中学生、今思えば、
この言葉達に影響を受けてそうなった面もあるかもしれない、
とも思うけれど、

とにかく、現状のあたしには大当たり、なのだ。
こないだも書いたけど、別の占いでも「色欲座」。
そんままだ。


あたしにとっては、
その人との情交を求めることが愛情表現、
あたしとの情交を求める人、が最低条件だ。
でも男の人の性衝動は強いから、難しい。
そうしてあたしも、
からだだけを求められるのは嫌だというわがまま付き。
自分でもバランスがとれなかった。
だから、
まずはその最低条件を見直そうとしていたわけなんだけれども。









話は飛びまして先週の土曜。


いつもどおり優ちゃん宅にお邪魔していたところ、
今月のウサギ、来訪。


…言い出すタイミングが…難しい…


自然なことであって、悪く思う必要はない、
と常々思っているのだけど、
期待してるだろうになぁとちょっと思ってしまう。
結局、優ちゃんが見抜いてくれて、
「気にすんなよ」となった。



毎週泊まっていれば、必ず当たるのだから、
変わらずに接してくれる優ちゃんを既に知っている。
人によれば当たり前、なことが嬉しいのは、
人並み以上に性衝動の強い優ちゃんを知っているから(笑)
その日も、いつもどおりに過ごした。




翌日はドラマを観て、街を歩いて、買い物をして、
鍋を作って食べた。
久しぶりに一緒の日曜の夜、も、
果たしていつもどおりに過ぎてゆくはずだった。
あたしは、そのことに感謝をして眠る、だけのはずだった。








髪の毛を乾かして、ビールを開けて、
ふぅと座ったあたしの肩に、
温度の高い、優ちゃんの手。
そのまま後ろから腕を包まれた。


キスが降ってくるのか、と既にビクビクなあたしに、
降ってきたのは優ちゃんの声だった。
















「お前と…

めぐり逢えて、よかった」

















あたしの何に、そう言ってくれるのかはわからない。
脚フェチの優ちゃんの理想には程遠いし、
優ちゃんを満足させることも出来ない。
それでもいいのだと、
お前が傍に居るだけでいいのだ、と、
最初の夜に言ったのは、本当になったんだろうか。


この人の、めぐり逢えて、という言葉には、
これまでの数々の女が込められている。
切り捨てた女も、愛した女もいるだろう。
今まで聞いてきた彼女歴は、無駄にはならなかった。













「…同じことを、考えてます」














優ちゃんは、目を閉じて抱きしめてくれた。
頬にキスをしたら返ってきた。


セックスを愛情表現とするあたしにとって、
それも、唇へのキスすらもなしに、
あたしに愛を囁き、
あたしを幸せに出来るこの人が、最高のひとなのだ。




「色欲座」の解決方法は、
セックスをした後に、遊びに出ること。
欲望の薄くなった状態で、愛情を見極めろ、ということだった。

土曜日から泊まって、
優ちゃんと遊びに出るのは、日曜の朝から。
優ちゃんはあれやこれや連れて行って、
あたしにお金を使って、
運転中に流し目を送ってくれて、
夕方には家に送り届ける。
そんな休日が変わったことはほとんどない。
だから、それを読んだとき、
あぁ、叶えてくれているな、と思った。





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悋気を出さないように、とは思っていても、
そんなときに聞かれると、
「他の女を抱くなんて、イヤ!!!」
とか言ってた(笑)
まぁ本人はそれで満足そうなのでいいんですけど。




雪絵 |MAILHOMEBLOG

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