コミュニケーション。
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2007年09月22日(土) 笑ってる自分も可笑しくて。






1ヶ月ぶりの営業を終えての帰り道は、
泣いたり笑ったり忙しかった。
もちろん、1人である(怪)



道自体は、車で通ることも多いし、
歩くこともある道だったのだけど、

もう暗くなったその道を、
何かを終えて、家に向かって歩く、
という行為が、

中学時代を思い出させたのだ。




学校が終わると、
幸子ちゃんと一緒に歩き出して、
幸子ちゃんを家まで送って帰るのが習慣だった。

その途中の道が、今日歩いた道だった。



車で通ったり、
遊びから帰る同じ道では味わえない気持ちだった。
懐かしくって、くすくす笑いが零れた。
幸子ちゃんとは、話しても話しても時間が足りなかった。
彼女の家の玄関口に座り込んで、
まぁたいがいが恋の話を、いつまでもしていた。

いろんなこともあったけど、
彼女とは今でもそうだ。
それも可笑しくって、また笑えた。



明日も営業だ。頑張ろう。






**





落ち込んだ優ちゃんの顔を思い出すと、
同じように落ち込んだ顔になってしまうし、
何も言えなかった自分をまた責めそうになった。
不安もしょいこみそうになった。


ちょい待ち!!と、
優ちゃんの笑顔を思い出してみた。
しかもそれは、あたしのお弁当からの、だ。



あたしの顔も緩んだ。
あぁ、あの声は、照れながらも本当に褒めている声だったな。
目も緩んだ、本当の笑顔だった。
あたしはちゃんと、彼の力になれているじゃないか。



はぁ、よかった、と息をついたとき、

ふと、考えたことがあった。








…あたしは、この1年、
寺島の笑顔が見たい見たいと言っていたけど、
それを、寺島との言い訳にしていたけれど、
実際見て、自分も笑顔になっていたことがあっただろうか。

思い返しても、
この笑顔はあたしのものじゃない、
ユミちゃんの前ではもっと笑顔なんでしょう、
そんなことばかり考えていた気がする。

当時、彼の笑顔を思い出しても、
悲しくなってばかりだった気がする。
今ごろ、ユミちゃんに笑いかけている。

そのくせ、見たかったのだ。
中毒みたいに、なければいけないと思っていた。



…恋していた、というのをひいても、
あたし、おかしかったなぁ。



目を覚ますきっかけをくれたお兄さん。
ずっと支えてくれる藤原君。
見事かっさらってくれた優ちゃん。



ありがたいなぁ、幸せだなぁ、と思ったら、
あの頃の、とめどない涙じゃなくって、
じんわりふんわり、涙が溢れてきた。



好きな人の笑顔を思い浮かべて自分も笑顔になる、
それが幸せだなんて当たり前のことも、
あたしは、自覚したことがなかったよ。
別に不幸なわけじゃなかったのに。




明日も営業だ。頑張ろう。





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明日は、
ご飯食べてる優ちゃんに言おう。




雪絵 |MAILHOMEBLOG

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