コミュニケーション。
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2007年02月20日(火) |
お好みの私をどうぞ。 |
日曜日、 家に着いた小娘は、 移動・慣れない仕事のダブルでヘトヘトだった。 服も着替えず化粧も落とさず、 温かいストーブの前に寝そべっていた。 両親は、 「疲れてるんだな」 と会話しながら、何も言わなかった。
そこへ、寺島君からメール受信。 「簡単に、打ち上げしよっか?」
「よく頑張ったね」 というメールももらっていたので、 嬉しくなって、すぐに起きた。 でも、服を考える気力がなかったので、 寒くない程度で済ませた。
場所は勿論、近くのファミレス。 いつものように、冗談を言いながら笑って歩いて、 早速仕事の話も聞いてくれて、 疲れていたけど、 私のために寺島が来てくれたと思ったら嬉しかったし、 仕事頑張ってよかったなーという気になっていた。
…あまい!!!! このおぼっちゃんに、 そんな気の遣い方が出来るわけなかったよ。
さて、ファミレスに到着。 オーダーを終わらせるとホッとして、 私はくてっ、となってしまった。 私のための時間だと思っていたし、 正直、眠かったのだ。
でも、寺島に話したいことはまだあった。 やっぱり変なお客さんはどこにでもいるとか、 その地域のタクシーは女性運転手が多かったとか、 他愛ないことだけど。
口を開こうとしたら、寺島が言った。
「あのね、今日、
ユミからメールきたんだよ。
俺、どっちのクラブに行くか決めてなかったから」
あぁ、ユミちゃんの話か。 別に、聞くぐらい大したことない。 内容は興味深かったし、 寺島の言い分ももっともだったし、 そりゃそう言いたくなるよね、と同調した。 瞼は重いままだったけど、 相槌は打った。
そうしていたら、寺島が言い出した。
「なんかマリちゃん、フヌけてる。
つまんない」
…。
ええええええええええええ。
本当に疲れてるんですけど。 何回もあなたに言っちゃったんですけど。 ていうかそんな私を知ってるからこその打ち上げだと思ったんですけど。 それが嬉しかったから、 ユミちゃんの話も聞いたんですけど。
そこでテンションあげて、 いつもどおり振舞うような、他人行儀な関係だったら、 フラれた君を慰めるなんて、出来ないんですけど。
怒るより先に、 こーゆー奴だ、という割り切りが出てくる。 それって重要かもな、と思うけど、 考える気力がない。
「あ、そう。
じゃ、いつもの私になるから」
そう言って背筋を伸ばして、 水を飲んで目を開かせた。
「いつもって…どういうこと?」
「私疲れてるの。
私のための時間だと思ってたから、そのままでいたけど」
「…だって…
そんなマリちゃんといても、楽しくない」
そんな私なら要らないってことですか。ええ。
「私は、
落ち込んでる陽ちゃんとも、 苛々してる陽ちゃんとも、接してきましたけど?!」
「あ〜、疲れてるから刺々しい…」
…今書きながら苛々してきた…。 打ち上げって言ったのお前じゃないか…。 ホントに嬉しかったのに、 何でぶち壊すんだよ…。
結局、 いつもの私モードになったことで、この話は終わり、 ユミちゃんの話を聞いて、 テニスの話を聞いて、 パフェを食べて、おやすみっとなったのでした。
いつも元気で、話聞いてくれて、 楽しませてくれるマリちゃんしか要らない、って聞こえる。
どんな私であれ、 求めてくれることは嬉しいけれど。 そこに応える努力は、勿論必要だと思うけれど。
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