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2004年09月14日(火):映画【LOVERS】

邦題「ラバーズ」が決定してからもネット記事ではあちこちで「十面埋状」と書かれていたこの映画。
最近まで「ラバーズ」=「十面埋伏」って知らなかったのはちょっとしたヒミツです。

で、感想なんですが。
チャン・イーモウ監督のチャン・イーモウ監督によるチャン・ツィイーのための映画でした。

チャン・ツィイーが、踊子の衣装を着て舞う姿をみて「美しい」とため息をつき、
チャン・ツィイーが、獄中に入れられる姿をみて「痛ましい」と胸を痛め、
チャン・ツィイーが、ボロを着せられて逃げ惑う姿をみて「早く助けてあげて!」とハラハラし、
チャン・ツィイーが、水浴びする姿をみて「おぉっ」とどぎまぎし、
チャン・ツィイーが、男装する姿をみて「凛々しい」と感嘆し、
チャン・ツィイーが、、、、…もう良いって。
要するにチャン・ツィイーのプロモーション映画でした。

ストーリーは十面埋伏ってゆーより三面埋伏って程度でした。
まーぶっちゃけなきに等しいってヤツです。
チャン・ツィイーのファンじゃなければつらいかもしれません。

映画終了後、いえ、正直上映中も失笑が絶えなかったワイヤーアクション。
呂々さんは【英雄】まででかなり慣れたつもりでしたが、さすがに竹林のシーンは笑っちまいました。
この映画、確か時代は唐代中期でしたよね。
この盾隊の伝統を末期まで保つことが出来ていたなら、唐の滅亡はなかったように思います。
竹やりを作りながら攻撃してくるんだぜ!
あんな軍隊を持っていたら世界征服も夢じゃないって感ぢ。

ラストは鑑賞後、一緒だった友達と解釈がそれぞれ分かれて謎でした。

以下映画談議を一部再録。
友人その1「何でチャン・ツィイーが投げたナイフの進路が外れたんかワカランかった」
呂々「わざとやろー?」

友人その1「血は?あの血は何?」
呂々「?映像効果とか…?あんま意味考えなかったけど…」
友人その2「んなわけないじゃん!」
友人その1「そうだよー。意味あるよ」

友人その2「あれでナイフの進路が反れたんちゃうん?」
呂々「え?血で!?血なんかでナイフの進路反れるわけないやんー」
友人その2「ありえるって!あの映画なら(力説)ほんのわずかの刺激で反れてもーてんって」

友人その1「誰の血なん?」
友人その2「金城武」

呂々「おかしいって!金城武の血でナイフが反れたんならなんでヤツはわざわざそんな真似するのよ?」
友人その2「…。アンディ・ラウを助ける為」

友人その1「チャン・ツィイーじゃなくて?」
友人その2「うん」

呂々「ただ単にチャンが力尽きて狙い定まってなかった方が説得力あると思う!血はただの効果だよ!効果!」
友人たち(声を合わせて)「それはナイ(断言)」

友人その2「だーかーらー!金城武が自分の血を投げて、ナイフの進路変えてアンディ・ラウを助けたんやって。それしか考えられへんやん」
呂々「え〜(どうしても納得できない視線を友人その2へ投げかけてみる)」

友人その2「だってアンディ・ラウはわざと投げへんかったやろ?」
一同「うん。それは気付いた」
友人その2「だから、金城武もラウを助けたんやって。つじつまあうやん」

呂々「じゃ、お互いに最後に分かり合ったってゆーわけ??」
友人その2「そう。お互い好きやった…んやろ」
友人その1「そっかぁー」

呂々「え?そこで納得っ??」

えー。
結局、私たち三人の映画談議はここで終了してしまったため、金城武とアンディ・ラウが両想いで助けあって生き残ったっつー結論で打ち切られました。
この結論は間違ってると思います。絶対。

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