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2003年03月18日(火):読書日記【三国志】by北方謙三 その8
泣くな。あなたがそうおっしゃったから泣きませんでした(滝の涙を流しながら)
趙雲がついに逝ってしまいました。
胸の中にぽっかりと穴が空いたよう。
目立たなかったけど、でも私はいつもあなたを感じていました。
空気のように自然にあなたを感じていたのです。
もう、あなたはいないのですね…(涙涙涙)
時はさかのぼって。
魏では曹丕さまがお亡くなりに。
真冬の出兵途中で高熱を発して倒れられ、微熱が続いてついに回復することなく崩御されました。
無様な負け戦を続けて(いや、ホント戦の能はない人でしたね。それ以外は完璧だったのに)、一勝をあげることなく。
さぞかし無念でございましたことしょう。
仲達どのが一度だけでいい、痛快に勝たせてやりたい。と願いながらも曹丕さまの命がもたないと悟ったあたりが泣けました…。
かなり泣きました。
っていうか、号泣って感じで。
曹丕さまのために自分が泣くとは思っても見ませんでしたが、呂布以来の大号泣と相成りました。
私も仲達どの同様、自分で思っていた以上に曹丕さまのことが好きだったみたいです。
今回は泣き所がてんこもりでした。
孔明、泣いて馬謖を切るシーンで、不覚にも泣いてしまったワタクシ。
馬謖なんざ、さっさと斬られてしまえ、な勢いで大嫌いだったんですが。
あまりにも孔明が人間くさく思い悩むので、すっかり孔明視点になってしまったのが敗因ではないかと思われます。
曹丕さまもいらっしゃらないし、馬超は出てきそうもないし、なのに鬱陶しい張衛はいまだ健在で。
っていうか、うぜー張衛はいつ消えてくれるんです??(ファンの方にはごめんなさいっと)
もう読むのやめてもいいや、なんて気分に陥りましたが、ダメだ。
まだ張コウが残っている。
近頃歴戦武将がいなくなって活躍気味なので、私はとてもうれしいのであります。
しかーし。
北方三国志は変なところで現実味がある展開(例:兵の数・赤兎の寿命)なので、孔明といえども爆弾(?)なんて発明しそうにないんですが。
張コウの最期、気になります。
彼はどんな最期を迎えるんでしょうー。
最終巻は張コウの最期と、曹丕さまとのめくるめく謀略に励んだ日々を胸に抱き天下統一への道を歩む仲達どのに目を向けて読んでいこうと思うです。
っていうか、この仲達どのってば孔明以上に普通の人っぽいですよね。
曹丕が死んだとたん陰湿っぽさはあまり伝わってこなくなった気が…。
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