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2014年12月09日(火) ミカンオフで道後

  スケブ連作その2



↑まずは本日の日記絵、タバコとライターは自分の体の一部だと主張するハボの図を投下しておいて、

フラリと道後に行ってきたんですよ。

…と、ものすごく唐突に始めてみました皆様こんにちは!
そうです。道後というと、我らがミカン国の数少ない観光名所の中で、まあ知名度としてはトップと言って差し支えないであろう、道後温泉のあるあの道後です。

何を隠そう地元民のくせに、いや地元民であるからこそ、道後にはあまり近寄ることもなかった私なのですが、近年県外の友人を案内する機会が何度かあって、観光地としてはどこか空回りしている奇妙な町・道後にひかれるものを感じはじめ、ここ最近は特に用も無いのにときどき出かけていって、観光客のみなさんに紛れ込んでいたりするのですね。

今回のフラリ道後散策は、名付けて「ミカンオフだよ全員集合そうだ道後行こうクリスマスっぽい何かも楽しめたらそれはそれでよし!」というわけで、おなじみ謙さん・テンさん、そして私というメンバー。
そもそもの目的は、現在道後界隈で行われている「道後スイーツ物語」という企画のいずれかのスイーツを味わうことと、仕事が激務すぎて魂が抜けかかっている謙さんの充電だった気がするのですが、二人にオマケでくっついていったはずの私が、けっこう楽しんで、ちゃっかりリフレッシュしてきてしまいました(笑)
てなわけで、空回り観光地・道後のミカンオフ珍道中をご紹介。

まずは当日、12月7日・日曜日の朝。
地元松山は金曜日、土曜日とこの冬一番の寒波にみまわれ、そのうえ暴風が吹き荒れるという状況だったため、比較的積雪の確率の高い地域に住んでいる謙さんが、無事に我が家に来られるかどうかが心配でした。

幸い日曜日には、寒さはきびしいながらも風はおさまり、とりあえず謙さんに「そちらの天候は如何か、無事に我が家に来られそうかしら」とメール送信。
ところが、メール返信の素早さには定評のある彼女から、待てど暮せど返答は無く。

私「謙さんにメールしたけど、返事が全然来ない」
父「謙ちゃんとこは雪が降りよるけん、メールは届かんのよ!」
私「ふーん」(冷淡)

もしかして彼女、あまりの仕事のハードさに音をあげて、人生の迷子になってでもいるのかしら…と首を傾げながらも、出かける準備を着々と進めていると、ようやく謙さんからのメールが入りました。

謙「はるきさんちに行く道間違えた!」

人生じゃなく現実にまいごになっていた。

もはや何十回も来ているはずのみなせ家に、曲がり角を2度素通りした謙さんが、通常時よりも10〜15分遅れで登場。
過労は人間の正常な判断能力を破壊するという事実が証明されました。

玄関先で謙さんを回れ右させて私の車に乗せ、テンさんとの待ち合わせ場所に急行。
あれれまだみんな現れないけど私忘れられたのかしら的な風情で、待ち合わせ場所を彷徨っていたテンさんを無事に拾い、車を置いて市電(=松山の路面電車)に乗り換えて、道後温泉駅へと出発です。

何回乗ってもあんまり路線の詳細を把握できない市電にごとごと揺られ、小さな町のことなので、あっという間に終点・道後温泉駅に到着。
さあて、それではとりあえずどこに行きますか?と謙さんと私がキョロついているスキに、駅前にある観光案内所へ素早く飛び込んでいったテンさんが、道後界隈の簡単な案内図をもらってきてくれました。

テ「足湯に浸かりましょうよ!足湯足湯!」
私「え、足湯につかるの?」
謙「うん、そのために脱ぎやすい靴にしてきたよ」
私「そうだったの!?私は無理だよ、タイツはいてるし。でもいいよ、二人が浸かってんの観察するから」

適当感満載のまま、テンさんが推奨する道後の旅館、ふなやの足湯を目指す我々。
ふなやは皇族の方々も利用する老舗旅館ですが、足湯は無料で利用できるらしく、ロビーで案内係らしきおじさまに場所を訊いて、教えられた経路へ突入…したところ、後ろからこれまた案内係とおぼしき若い女性が追いかけてきました。
その時点での時刻は11時くらいでしたが、追ってきた彼女によれば、足湯の利用は12時からということで。
変だな、さっきのおじさまは足湯今すぐ使えるって言ったのに。

しかし12時からだというなら仕方ない、後で出直しましょうという話になり、彼女にお礼を言って一旦ふなやを脱出、せっかくなのでふなやのすぐ先にある、伊佐爾波神社に行くことに。


←そびえたつ伊佐爾波神社の図。

ここの社殿は、国内で3つしかない八幡造(はちまんづくり)という建築様式のうちの1つなんだそうです。
その八幡造ってのが一体どんなものなのかは全然わからないながら(調べろよ)、なんか知らないけど珍しいんだってよ、などと更に適当感割増しな会話をかわしながら、眼前の石段に挑む我々。

これ、画像で見てもそこそこ急ですけど、実際に登るとけっこう容赦ない急傾斜なんですよ。
なので、石段の数自体はさほどでないわりに、存外キツイ道程です。足がどんどん重くなる…!

これを以前、松山に遊びにやってきた礼様は、和装で(しかも旅行の荷物つきで)ガンガン登ったんだと聞きましたが、あの人ほんまによう登れたな。


←石段を登りきったところにある桜門。
この中に、かの珍しいんだってよ的本殿があるわけで、せっかく登ってきたから参拝しましょうかと、鈴の方へ近づいていったら。

結婚式の真っ最中。

おおおお、神社で神前結婚式をしているところを、生で見るのははじめて!
ものすごく厳かな空気で、とてもじゃないけど鈴を鳴らしたりお賽銭をチャリン言わせたりできる雰囲気じゃありません。

というわけで、コッソリひっそり手を合わせただけで、ものの5分程度でその場から退散。
我々、脱出とか退散ばかりしている。


脱出と退散とで、すでにだいぶ縦長になってしまったので、以下次回へと続きます。


12/1 トミー様 こんばんは!コピー用紙であの厚みですから、けっこうな量でしょう、ご乱心漫画(笑) 今は下書きから仕上げまでフルデジタルの人もかなり多いですけど、私はどうしてもアナログから脱出できません。オフ本の表紙だけは、データで入稿した方が色々と便利なのでデジタル着色に移行しましたが、ペンタブではどうしても人物がうまく描けなくて、結局元絵自体はアナログのままです。おそらく一生このままな気がしますね☆ そうそう、髪を綺麗にすれば、アル様が寛容に微笑んで下さるはずです。私も先週土曜日にカットしてもらってきました!さあ、トミー様もさっそく参りましょう(笑)


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