かなり重たい内容の日記になります。 にゃんこのお父さんが危篤らしくて さっき、連絡があったって。 ちなみに今、深夜2時。 しかも、よりにもよって にゃんこ、飲みに行ってて酒飲んでるときに 連絡があったらしい。 さすがに酔いは醒めてたみたいだけど そのまま車で地元に帰るとしたら 心配で心配で。 だからって、明日の朝一番の新幹線待ってたら 親の死に目にあえなそうだし どうしたらいいのか・・・。 今、にゃんこはお姉ちゃんに電話して 相談してみるって言うので 私は折り返しの電話待ち。 私が送ってあげるよって言ったんだけど 高速で4時間の距離だから にゃんこは「そしたらおまえが心配」って言う。 私は「私の車で送って、送り届けたら 私が新幹線の始発で帰ればいいでしょ。 にゃんこが私の車に乗って戻ってくればいい」 って言ったけど そう言えば私の車、エンジンの調子が悪くて 「おまえの車で高速4時間は不安やろ。 やからって、オレの車を運転させるのはもっと怖い」 ってことになった。 地元に帰るのも一苦労。 朝まで新幹線を待ってたら その前にご臨終の連絡がきそうだし 眠れそうにもないし どうにかして車で帰ったほうがいいと思うけど 飲酒運転でしかもこの時間に 高速4時間は絶対危ないって私は言った。 「言うほど飲んでないし 酔いなんかすっかり醒めてしまったよ。 大丈夫。心配すんな。ありがとう」 ってにゃんこは言った。 私も母親を亡くしてるから 親が死ぬときはそばにいさせてあげたいって思う。 にゃんこ、ずっと地元を離れてるし せめて、最後くらい、息があるうちに会わせてあげたい。 まだ温かいうちに、手を握らせてあげたい。 明日の朝一番の新幹線で間に合えばいいけど・・・ 考えてみたら 生まれるときも死ぬときも ひとりなんだよね。 生まれるときはお母さんと二人、か。 にゃんこのことが心配。 こういうときって何もしてあげられないから 歯がいくなる。 にゃんこのお父さん、ずっと病状が悪かったから いつこういう連絡があってもおかしくはなかったって にゃんこは言ってたから 覚悟してたとは思うけど こうして現実になると たぶん、にゃんこも不安だと思う。 私のお母さんが危篤って連絡があったときは うちの家族みんな一緒にいたから なんていうか、 同じ痛みを感じることができたおかげで 心細くはなかったんだよね。 にゃんこも兄弟は多いけど こっちではひとりだから・・・。 お母さんが死んだときどうだったかな。 「死ぬ」ってことが怖いんじゃなくて その現実を受け入れられるかどうか 自分のことが怖かった気がする。 何が起きてるのか、現実を理解するのが 怖かった気がする。 死ぬってどういうこと? いなくなるの? もう会えないってこと? え?つまりそれってどういうこと? そんなの急に言われたって・・・ 私はそういう感じだった気がする。 わかってるのに、わからないというか わかりたくないというか テレビであってる奇跡みたいなことが突然起きて 急にふと目を覚ましてくれないかとか なんか、そういう妙なことばっかり考えてた。 にゃんこがさっき飲み屋からうちに帰ってきた。 結局、自分の車でひとりで運転して帰ることに決めたらしく 地元へ帰る荷造りを手伝った。 にゃんこは私と同じかそれ以上に方向音痴なので 私の車の後ろから付いてくるように言って インターまで送った。 大丈夫かなあ。 にゃんこが無事に地元に着くか心配で 朝まで眠れそうにない・・・。 私のほうが気が動転してる。 だいたい、こういうときって 当事者は意外と冷静で 落ち着いてたりするんだよね。 私はいつでも何でも大げさで大騒ぎだけど。 こんなんじゃダメよね。 私しっかりしなきゃ。
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