トドロキ。


もくじまえつぎ
$ こわいこわい。
2005年07月08日(金)

一昨日、ケンカした。
毎日ケンカしてるんだけど
一昨日のケンカはすごかった。
 
悪いと思ってないのに「ごめんなさい」って言ったあと
にゃんこは先輩から電話があって飲みに行った。
その飲み会が終わるまで
私は私の部屋に帰って待つことにした。
  
にゃんこからは「家で大人しくしとけよ」と言われた。
自分は飲みに行くのに
私に「家で大人しくしとけ」なんか
冗談じゃないと思ったけど
「うん。わかった。大人しくしとく」って返事して
家に帰った私。
 
家についてから、一人で車でふらふらおでかけ。
 
その日は、私、じんましんみたいなのが
体にたくさんできてて
点状出血っていうのかいな。
ひさしぶりにバレーボールしたときに
腕にできる、点々の内出血が全身にできてたの。
それをにゃんこは心配してて
「大人しくしとけ」って言ったんだけど
私自身は元気ピンピン。
気になるのは気になるけど
じっとしとかないかんほどではなくて。
 
ついでに、終わったはずの生理が
またやってきたりしてたし
なんか心配ってのもあって
家でじっとしとくなんて、なんかいやだったの。
 
気晴らしに車でふらふらしてたら
にゃんこから電話がかかってきたんだけど
なんとなく出ないでいた。
 
別に深い意味はないけど
一人でいたかったから
「私はもう寝ました。今日の営業時間は終了いたしました」
って鳴りっぱなしの電話に返事した。
 
電話があんまり鳴るもんだから
うっとおしくなって
電源切ろうか迷いつつ
マナーモードでサイレントにしてやった。
 
しばらくして、電話を見たら
にゃんこからの着信は20件。
普段ならそこまでしつこくかけてこないのに
一体どうしたんだろう。
 
伝言メモまで入ってた。
 
「今からそっちへ行きます」
 
やべえ。
私、家におらんって。
私の駐車上に車も止まってないから
「寝てました」が通用しないじゃないか。
 
伝言メモが入った時間は15分前。
あの調子じゃ、ぶっとばしてくるから
もううちの近所まで来てるはず。
今からダッシュで家に帰って「寝てました」は
通用しないよねと思った。
とりあえず、ものすごくやばい状況。
 
急いで電話した。
 
にゃんこは当然のことながら
モウレツに怒ってた。
 
「おまえ、なんで電話でらんのや」
「・・・」
「今、どこおるんや」
「○○の近く(私の家の近所)」
「そこで止まれ!車止めて待っとけ」
 
まずい。
かなりの勢いで怒ってる。
 
とりあえず、車を道路の端に寄せて止めたら
5分もたたないうちににゃんこが到着。
 
にゃんこは車を降りて走ってきて
私の車の運転席のドアをがばっと開けてどなった。
私もはじめのうちは言い訳してたけど
これは火に油を注ぐようなもんやねと思って
途中から黙ってた。
 
なんてどなってたかは忘れたけど
とにかくものすごく恐ろしくて
「やばい、絶対殴られる」って思った。
 
殴られはしなかったけど
頭をたたかれた。
 
酔ってるし、キレてるし、もう大変。
前ににゃんこが酔ってるときにケンカしたときは
にゃんこは感情が高ぶりすぎたのか
泣きながら私を怒ったことがあったけど
今回はちょっと違った。
あのときはあのときで
泣きながら怒られたことなんか
子供のとき以来だなと思ったりしたけど
まあ、とにかく、にゃんこは酔うと熱くなる人みたい。
 
歌いながら気ままにドライブしてて
まさか急にこんな大変なことになると思わなかったから
人生ってわからないもんだなあと思った。
 
電話に出ないくらいで
あんなに怒らなくても良いのに。
 
30分ぐらい、どなられ続けた。
恐ろしい。
ひさしぶりに人に怒られた。
子供の頃ならそういうことはよくあったけど
オトナになってからは
私がどなることはあっても
どなられるなんてことはあんまりなかったから
びっくりした。
 
びっくりすると、涙って出ないもんやねえ。
どなられるのに疲れてきたから
泣いたら終わるかなあと思って
泣こう泣こうとするのに、全然涙が出ないわけ。
泣き顔を作ってみてるけど
涙が出ないから嘘泣きってばればれやんか。
 
まずいまずい。
なんとか涙を搾り出さなくては。
そう思えば思うほど
涙って全然出ない。
 
必死にまばたきしてみたり
目を開けっ放しにしてみたり
いろいろしてみるけど、涙が出ない。
 
にゃんこは私が浮気をしてたと確信してて
「携帯出せ!」って私の携帯電話をチェックしだした。
 
誰にも電話してないし
浮気してたわけじゃないから
私にはやましいところがない。
 
にゃんこは仕方なかったのか
「おまえ、着信履歴の件数数えろ!
オレが何回電話したか数えてみろ!」
って言った。
 
にゃんこはモウレツに怒ってたけど
モウレツ過ぎて、私は意外と冷静。
 
殴られるかなあ、怖いなあと思いながらも 
にゃんこ、こんなに怒るくらい
私のこと心配だったんだなあとか
ちょっとうれしくなったりしてた。
 
携帯チェックしたって、何も出てこないし
車を止めさせて、そこまで駆けつけてきたものの
私は誰とも一緒にいなくて一人だし
にゃんこはどこに怒りをぶつけていいのかわからないのか
全然気がおさまらない様子で
ずーっと私をどなってた。
 
私は涙なしの泣き顔を作って
ひたすら「ごめんなさい」を繰り返してた。
 
最終的には仲直りした。
 
それにしても、なんであんなに怒ったんだろうと思って
あとでよくよく話を聞いてみたら
飲み会でいやなことがあったらしいことがわかった。
 
飲み会でいやなことがあって
そのあと、私に電話したら、私も出ないし
むしゃくしゃしてたんだろうな。
 
なーんだ。
八つ当たりか。
 
怖かったし、やばかったけど
なんとなくほっとした。
にゃんこは私のことがそんなに好きなんだなと思った。
 
こういう安心の仕方って
私、なんかおかしい気がするけど
まあいいや。


あこ |MAILBBSHP

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