なんにせよ線引きはかくもうつくしく実行された。 自分に嘘をつかぬよう、と、心掛けるまでも無くこころもからだも素直に動き。 酔ったまなこに丸の内。 街灯が五色にひかって。 ひらり。わたしのうつくしい手が宙に舞うと。 斬り捨て。 「然様なら。」大きな声で。莞爾として笑いながら。 (ひとを馬鹿にするのも大概にしたほうがいいと思いますよ。) 弱弱しい最後の笑顔。 可哀想に。 でも同情してる暇無いので。私は私で。 これからの立ち居振舞いを鮮やかに遂行すべく。 討ち死に? 流れたのは? きらと光って見えた、あれは何?
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