テレビザッキ
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メモ


2002年05月27日(月) M-1グランプリドキュメント、漫才ドリーム2

●M-1グランプリドキュメント
去年放送のM1の舞台裏ドキュメント。リターンズで放送された中川家密着
ドキュメントと大体流れは同じだったけど、見応えがあって面白かった。
印象に残ったこととか、ダラダラと。

キンコンVS麒麟をエリートVS雑草の戦い、と演出。雑草て。
笑ったけど、もちょっと他に言い方はなかったんかい。麒麟は、松ちゃんが誉めた
シーンを強調して放送。・・なんかなぁ。分かるけど。

ますだおかだの増田さん、当日のあの独特の雰囲気の中でさすがの落ち着き。
彼はいつも冷静でポーカーフェイスなイメージ。
でも自分達が得点及ばず去る時に、1位席にいる中川家におどけながらエール送った
り、最後中川家の優勝が決定した瞬間、出場者が楽屋で冷静にモニターを見る中で
1人小さく拍手したりする彼は素敵だと思った。余裕が感じられる男前芸人。

楽屋なり舞台裏なりにいて、会場から笑いが起こる度にモニターに目をやる芸人たちの様子はリアルだった。
M1の裏でどんな仕込みややりとりがあったかなかったかなんて分からないけど、
出てる芸人はみんな必死で真剣。今年またM1開催するなら、去年よりはその
「出場者側の真剣さ」を開催者側が汲み取ってあげてほしいなーと思う。
吉本も企業という組織である以上利益に繋がることを追求するのは当然だとは思う
けれど、芸人に対してもっと愛情を持ってもええんちゃうの、と少し思う。
M1についての事だけじゃないけど。

当日の各コンビの最後のコメントで、「お前いい顔してた」「お前こそいい顔
してた」と誉め合うアメザリ。オモロ素敵。

麒麟川島くん「悔いゼロです。全部やれたなと思いました」。
そうだろう。初めての大舞台で、最高に近い出来の漫才を見せた彼ら。
今年はどうなんだろう。個人的には、決勝10組に残れたら万歳。充分。
去年は外からのプレッシャーがゼロの状態だった。
内部のスタッフ等にも殆ど知名度なかったんだから当たり前。
でも今年は違う。周りや審査員の先入観、期待、プレッシャー。
去年よりずっとやりづらい状況の中で去年よりいいものを見せないと厳しいだろう
と思う。それらを全部乗り越えて、今年の決勝で去年と同じくらい、もしくはそれ
以上の漫才を見せてくれることを願う。
それがめちゃめちゃ難しいことは承知の上で。
でも吉本に無理やり決勝にねじ込まれるのは嫌だなー。
決勝に残れるレベルじゃないなら、ちゃんと落として欲しい。

あと、レギュラーにも期待。無理かなぁ。出ることができれば決勝の空気をいい
感じでかき回しそうなコンビだと思う。
おととしのオールザッツで、バカっぷりがオモロいなーと思って以来好き。
好き嫌いは分かれそうだけど、自分はすごく好きな漫才。

●漫才ドリーム2
去年の秋に放送されたNSC24期生ドキュメント(2001年9月24日分に記述してます)
の続編というか、その後。去年秋の時点で24期生の中でトップを走り、番組内で
とりあげられてた「ギターフリーク」というコンビのその後を追う。

路上ライブでも、プレステージでもウケない。あげくにAクラスからBクラスへ
ランク落ち。反対に同期で頭角をあらわしてきた「ヒロギン」というコンビは
絶好調。同じ日のライブでも客席の空気が全然違う。
ギターフリークの、やる気と焦りが完全に空回りしてる様子が少し痛々しかった。
袋小路に入り込んでる状態が。
彼らのネタも放送してたけど、笑えない。あくまでも今の時点での話だけど、
客観的に見てちょっと厳しいと思う。

印象に残ってるのは、NSCの講師の人の言葉。
「(この仕事に)向いてないと思ったら辞めろ。一生懸命やってたらなんとか
なる、ということはない。向いてる人が一生懸命やってもなんともならないことが
多い。辞めるのは何ら恥ずかしいことではない」というようなもの。
「なんともならなかった」人達を山ほど見てきた人の重みのある言葉だと思う。

笑いの世界で頑張っていくのかあきらめるのか、NSCの卒業講演で結論を出すと
言ってたギターフリーク。卒業講演でもウケなかった。

「NSCの卒業」は、芸人目指して入ってきた人達の分岐点。
あきらめる人、プロを目指し新しいスタートをきる人。
結局ギターフリークは、働きつつプレステージに挑戦を続けプロを目指すことに。
彼らの今後は素人目から見て厳しめだと思う。でも頑張って欲しい。
ひたむきな姿勢は、見てる側の心を打つものがあった。

・・・・・・・・・・・・
漫才ドリーム2とM-1、たまたま今日見た2つの番組が
「笑いのプロを目指す人達の戦い」と「笑いのプロになった人達の戦い」なのが
興味深いなーと思った。戦いは続くんだなぁと、改めて思った。


チズ