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2021年01月05日(火) それでも、「エンピツ」が好き

「エンピツ」のシステム上の問題(と思われる)により、年が明けてから日記を書き込めない状態がつづいている。
二年前、エンピツに新しいIDを登録したときに、いつまでたっても入金確認がされないため管理人さんに連絡しようとして、苦労したことがある。問い合わせ先にメールを送れば「受信メールボックスの容量オーバー」で戻ってくるし、電話もFAXもつながらない。最終的には記載されていた住所に手紙を送り、解決をみた(おそらくそれを読んでくれたのだろう)のだけれど、私はその手紙の中で「ユーザーのために、連絡をとれるようにしておいてほしい」とお願いしていた。
しかし、今日送信したメールは前回と同じ理由で届かなかった。あれからも状況は変わっていなかったのだ。

私が日記から離れていた間にも、「エンピツ」では突然サーバーがダウンして何日もサービスを使えない状態に陥ったことがあったと聞く。このときもユーザーから運営側に連絡がとれず、いくつものサイトが先を危ぶんでほかのレンタル日記サービスに移っていったそうだ。
そして今回、不具合が発覚してまだ数日であるが、すでに引越しを完了したと報告するサイトや移転先を検討中というサイトが出てきている。
たまにこういう事態が発生することはしかたがないと思えても、いくらリーズナブルとはいえお金を払って利用しているサービスでサポートが機能していないのでは、ユーザーが見切りをつけるのも無理はない。

けれども、私は「エンピツ」が好きなのだ。
「書く」ことに注力できるシンプルな仕様を気に入っているし、比較的欲のない穏やかなユーザーが多いことも居心地のよさの一因だ。しかし、ここを離れたくない最大の理由は、管理人さんのこれまでの誠実な対応に恩を感じているから。
日記サイトをはじめるとき、多くの人は日記スペースやアクセスカウンタ、アクセス解析などのサービスをレンタルしたり、日記リンク集に登録したりするのだが、それらをしばらく利用していると、それぞれの管理人の人となりやユーザーに対する誠意のあるなしがはっきりわかる。なにかを問い合わせたとき、速やかに回答が届くところは障害が発生した際には現在の状況や復旧予定をきちんと説明してくれるし、いつまでたってもなしのつぶてのところは事前のアナウンスもなくメンテナンスが入り、半日使えないといったことが起こる。そして、いつごろからかはわからないが、現在の「エンピツ」は後者である。
しかし、二〇〇五年から利用している私はこれまでに何度もお世話になったことがある。「書いた日記を誤って消してしまった」「タグをいじっていたら、デザインがめちゃくちゃになった」など困った事態が起きたときにあわててメールを送ると、毎回速やかに、とても親切に対応してくださった。そのことに私はいまでも感謝しているのだ。
だから、この状況に困っているのはたしかだが、私の中にあるのは「早くなんとかしてちょうだいよ」といった怒りや不満ではなく、「あの管理人さんが、いったいどうしたんだろう。なにか事情があるにちがいない」と案じる気持ちである。

とここまで書いて、途方に暮れる。ああ、このテキストをどうしたらいいんだろう……。

【あとがき】
もとから誠意を感じられない対応をされていたなら、さっさと見切りをつけるでしょうが、そうではないので気がかりなのです。たとえば体調が悪くて運営どころではないのでは、とか。
すみません、今日は「エンピツ」ユーザーでない方には「なんのことやら?」な話でしたね。