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2006年12月11日(月) 余力あってのものだから。

先週末は日記書きの友人と忘年会を兼ねてごはんを食べに行った。
冬はやっぱり鍋よね、ということでしゃぶしゃぶの店へ。表面的な近況は日記ですでに知っているから、そこで話すのは日記には書かない話、書けない話。しばらくぶりの再会だったので、電車がなくなるぎりぎりの時間まで話し込んだ。
その中に、「私たちはいつまでこうして日記を書いていられるんだろうね」という話題があった。
日記書きに限らず趣味というのは“余力”があってはじめて続けることができる。体を壊したり、仕事をなくしたり、深刻な悩みを抱えたりしているときにweb日記を書こうなんて気にはとてもならない。これだけ長く日記を続けてこられたのは「それどころでない事態」に遭遇しないで済んできたから。平凡な毎日というのはありがたいものだね、と言い合った。

私がこのサイトを始めた頃、人気のあった日記はいまはもうほとんどない。名前を変えてやっている人もあろうが、多くはさまざまな事情で“卒業”してしまったのだろう。
自分自身を振り返っても、六年のあいだには日記に対するスタンスはずいぶん変わった。毎日更新していた時代もあったし、精力的にオフ会に参加していた頃もあった。リンク集でお気に入りの日記を新規開拓するというようなこともしていたっけ。それがだんだんと忙しくなったり、優先順位が入れ替わるような存在が出てきたりして、ここ二年ほどは「書く」という要素さえ満たされればいいや、というところに落ちついている。
お金はかからないし、さまざまな意見に出会えるし、友だちはできるし、われながらいい趣味を見つけたものだ、飽きが訪れるまで続けられたらいいなと思っているので、そのためには生活や心境の変化に合わせて無理のないやり方に変えていかなくてはね。
というわけで、五年近く判で押したような週三回更新をしてきたけれど来年からはペースダウンするつもり。

しかし、来春百万アクセスに到達する見込みなので、そのときはささやかな感謝企画をしたいなと思っている。年が明けたらその準備にとりかからないと。
「乞う御期待!」と大きな声で言えるようなものではないですが、うちの日記を好きで読んでくれている人はほんのちょこっと楽しみにしていてください。