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2005年08月03日(水) メールでよく言われること(其の二)〜イメージのギャップ

日記書きさんからいただいたメールを読みながら、「あれっ」と思うことがある。
そのあとにつづくのは、「○○さんてこんな人だったっけ・・・?」。日記からイメージしていたその人と、メールの文面から伝わってくるその人のキャラがちょっと違うような気がするなあ、ということなのだけれど、かく言う私も人にそう感じさせるタイプであるらしい。「テキストとメールではぜんぜん印象が違う」とよく言われる。

先日、ある人から届いたメールに面白いことが書いてあった。その少し前に私が送ったメールを読んで、ひどく照れてしまったというのだ。
ある事柄を描写した一文が原因らしい。「発想が、その・・・なんか読んでて恥ずかしいようなでして。赤面してしまうような、そんな気持ちになってしまいました」ともごもごおっしゃる。
しかし、べつにエッチな連想をさせるようなことを書いた覚えもない。彼がいったいなにに反応しているのかわからず、尋ねたところ、
「サイトのイメージからは想像できない、女の子的というか乙女チックなものを感じたから」
という答えが返ってきた。
何度読み返しても私にとってはなんということのない表現で、ぴんとこなかったのだけれど、
「たとえるなら、部下を何人も使ってバリバリ仕事をしているキャリアウーマンが、会社帰りにUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ろうと一生懸命になっているのを見てしまったときに感じるであろう、恥ずかしさ」
と説明されて、その気分の正体がわかったような気がした。「らしくない顔」をうっかり知ってしまったことからくるバツの悪さというか戸惑いが主成分なのではないだろうか。

* * * * *

「恐る恐るメールしました」とか「最初の頃、男の人が書いていると思ってました」と言われるところを見ると、私が読み手の方から柔和なイメージを持たれていないことは間違いなさそうである。
自分では「このweb日記界に私ほどフレンドリーでサービス精神に満ちあふれた日記書きはいないのではないか」と思っているのだけれど、どうも私の文章にはそういうことが表れにくいみたいだ。実に残念。

よし、せっかくだからこの機会に宣伝しておくか。
こう見えて、私って(意外と)チャーミングなのよ。可愛いところも(いくらかは)あるんですからね。世間にはあんまり知られてないみたいだけどさ・・・(ブツブツ)。


さて、突然話は変わりますが、『われ思ふ ゆえに・・・』はしばらくお休みをいただきます。あさってから旅行に出かけるためです。
昨日、同僚にどこに行くのと訊かれ、「フランクフルトに着いて、帰りはロンドンからってことしか決めてない」と言ったら、ものすごくびっくりされてしまった。

「えっ、ホテルは?」
「取ってない。でもレンタカーの予約はしてるからだいじょうぶ」
「車で寝るの!?」
「・・・んなあほな。行った先々でどっか見つけて泊まるよ」

うちの旅行はいつもこう、行けばなんとでもなるものだ。

というわけで、例のアレ、今年もやります。
・・・と言って、いま何人の方が「ああ、アレね」と相槌を打ってくださったかわかりませんが、絵ハガキ企画第五弾となる今回は(一応)ドイツです。
古城のある風景をたっぷり見てこよう、じゃがいも料理ばかりで美味しいものが少ないと聞くけれど、村上春樹さんのエッセイに出てきた「ウィンナ・シュニッツェル」(付け合わせはもちろんヌードル)は食べてくるぞ、あ、せっかくだからビールも、なんて思っています。

「旅のレポート、読んでやってもいいぞ」というあなた、どうぞメールで必要事項をお知らせください!あちらからあなたのご自宅のポストにラブレターをお届けいたします。
寝る前に毎日四、五枚ずつ書こうと思っていますので、掛けることの日数分のリクエストをいただいた時点で受け付けおしまい、です。

これが出発前の最後の更新になるかもしれないので、あいさつしておこうかな。
みなさまもどうぞ楽しい夏休みを。十八日に元気にお会いしましょう!

(絵ハガキの受け付けは終了しました。たくさんのリクエスト、本当にありがとうございました!)