★貸した傘返せよ★


ネタ切れ寸前のえくろぐで〜す。

まだ、はじめたばっかりやろーにwしょうもない奴です。

つーことで苦し紛れに恋バナでも書きます。ではでは。

こんな僕でも受験勉強を終えて大学生になり、人並みに恋をした事がありました。

彼女は学科の自己紹介のときに『カスケードが好き』と言って、教授に『シュークリームが好きなのか?』と言わしめた天才だった。

彼女は天然だったけど、女の子らしくかわいい服を着ていて、そして音楽を愛していた。

その頃僕と彼女とは仲が良くて、駅までの行き帰りにいっしょに話をしたり。コンビニによってお菓子を買っていっしょに食べたりしていた。

気がつけばそういうのが楽しくて、なんとなく僕は彼女の事が好きになっていった。

そんなこんなで特に告白するわけでもなく半年ぐらいこんな状態が続いた。

ある日の出来事。

いつものように授業が終わって薄暗くなった教室を後にしてみんながたがたと出て行く。

僕が18番教室を出ると雨が降っていた。当分やみそうも無い勢いで雨が降り続いている。
僕は傘置きからコンビニ傘を取り出して帰ろうとする。ちょうど一人入れるくらいの小さな傘。

ふと辺りを見渡すと彼女が困った顔で空を見上げている。どうやら傘を忘れてきたのか、それとも盗られてしてしまったのか雨に降り込められてしまったご様子。

『どうしたの?』
『えっと、傘忘れちゃって。』
彼女は困った顔をして携帯電話を取り出して見ている。

僕は少し考えてからこう言った。

『ん〜。じゃぁこの傘使っていいよ。』
『えっ。』
『今から近くの友達の家に行くから、そこで借りるわ。』
『あ、ありがとう。』
『どうせコンビニ傘だし気にしないで。』

雨の中プラスチックの鞄を頭の上に乗せて走ったさw
友達の家まで。その後友達にはさんざんバカにされたけど。

結局その後しばらくして彼女にはずっと付き合ってる彼氏がいる事がわかったのだけど。

僕が仲良くしているなんて思ってたのは勘違いだった。

あー、あの時手にしていた携帯電話は彼氏呼ぶために持っていたのかななんて余計な事考えて凹んだりもした。

なんだかダメな自分を思い知らされた。

それ以来雨の日に凹むとこの事を思い出したりするのだった。

そうそう、言い忘れてたよ、『貸した傘返せよ!!』。
2005年01月09日(日)

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