ユノカのフツツカモノ日記
ユノカの32%ハイリターン日記。

2006年11月11日(土) 大人の階段上る。

こんばんわです。

私、この2日間でまた大人の階段上ったですよ。
いやなに、社会っておそろCね!
昨夜は、新卒内定者の集いに参加してきたんですよ。
もちろん会社側の人間として参加したんですけど、私、初めて知った。すげーショック。
あの新卒内定者の集いで既に入社後の評価を査定されていたなんて・・・・!!!
な ん て こ っ た い ・ ・ ・ ! ! ! 

それは水曜の夜、1本の電話から始まった。
そう、私が妖精を追い掛け回し、必死で楽譜を集め、男を落とすよりなぜか合奏に夢中になっていたあの時。
(要するにコルダをしていた、と)
同期の男の子から、今抱えてるお客さんのところでトラブって急に出張に行かなければならず、
金曜の新卒内定者の集いの代役を頼みたい、とのこと。
もう部長にも話は通してあって、承諾を得てるので明日資料引き継ぐから宜しく!
という、非常に爽やかでかつ一方的なお願いを受けたとこから始まるんですが。

私は普通に会社側の人間として参加するだけだと思ってたんです。
前も一度参加したことがあって、それは確か入社2年目の時だったんですよね。
なんていうの?新卒内定者同士の顔あわせも兼ねて、こう、身近な存在としての先輩との顔合わせ、
みたいな意味もあったり、まだ大学生の彼・彼女たちの不安を和らげる為の会だと、
だから会社から参加するのはまだ入社後2〜3年の子たちと、あとは責任者の立場として、
役職のついてないもう少し上の立場の人間が仕切るものだと、そう信じてた時代が私にもありました。

ところが社会ってほんとおそろCでございますね!
その場でまさか色んな項目に分けて念入りにチェックされてるなんてお釈迦様でも思うまい。
そしてもっとおそろCのがその査定係がこのフツツカモノ、しがない会社員ユノカ28%だということ。
どうですか。おそろCでしょう?こんなウッカリモノが査定するんすよ?
さあ、逃げるなら今のうちですよ、新卒者さんたち。

そうなんです。同期に代役を頼まれたのは責任者の立場だったのです。

ゲラゲラゲラゲラヒーヒー!!!アハハハハハハハハ!!!!
注:別におかしくなったわけじゃないです。ほんとに可笑しいだけです。

はー・・・。(笑いつかれた)
失礼ですが、ほんと、私を雇って下さってる会社なのに申し訳ないですが、アホですかキサマら。

どこをどう間違ったらこんな無責任女にそんな大役を押し付けようと思うのか甚だ不思議でしゃあない。
しかもです。もっとおそろCのは、これって新卒者だけを査定するだけじゃあないんです。
入社2〜3年の子たちも査定されてるのですよ・・・・!!!

新卒者と2〜3年目の子。
彼らの顔と名前、査定項目を頭に叩き込んだ上で金曜参加しろと。
そういう指令が下ったわけです。木曜に。
業務時間内は通常業務があるから到底無理で、当然の事ながら合宿です。
超絶不本意!!!
責任者は一応私ということになってますが(・・・年齢上)やはりヤツにも回ってきたこの仕事。
この際一時休戦にして(ええ、ええ。戦闘モードなのは私だけですよ。)取りあえず合宿をして打ち合わせすることに。

顔と名前覚えんの必死だから!てか査定項目覚えんのも必死だから!!
すげーよ、これ。どこ見てんのよ!!!!って訴えられてもおかしくないくらい、
すげー細かいの。
新卒者に対しては、アルコールが飲めるか飲めないか、またアルコールを飲んだ後の行動や言動、
お酒の席での社交性・・・等々。
2〜3年目の子に対しては、どうもこの中から来年の後輩指導を行う子を選抜するらしく、
(うちの会社は2〜3年目の子と新入社員を組ませて指導させるらしい)
それらしいチェック項目が並んでた。

そこでふと私たちはおそろCことに気付いた・・・・・。
もしや・・・もしやこれってば私たちもされてたって・・・ことダヨネ?
(普通は気付くだろ)
ていうかネ?Nくんは内定者の時しかこれに参加してないとのことだけどネ?私、どっちも参加してるヨ?・゚・(ノД`;)・゚・

やっと分かった。やっと繋がった。
私がなぜ、なぜにコヤツと組むことになったのか。なぜNくんの後輩指導がどう見ても出来の悪い私になったのか。
そして思い出した。
あの時、ヤツは私を同じ内定者だと思ってずっとタメで喋ってて、私もあまりの場馴れっぷりに
「・・・どこの部署の人だろう・・・」と普通にタメで喋ってた・・・・。

言い訳を・・・言い訳をさせて下さい・・・・。
違うんですよ、みんなスーツだし、誰が内定者か会社の人間かほとんど区別つかないようになってるんすよ!
だって違う部署の人とか普段会わない人も多いし、誰が誰かなんて分からないし、
ぶっちゃけ会社側も隔たりなく接するようにってわざと分からんようにしてるんすよ!!
ホント!ホントだよ!!(必死)

・・・・ごほ。
今思えば「おかしいと思えよオマエら2人とも・・・!!」と言いたくなるけど、
なぜかあの当時、たぶん仕事関係ない話をしてたせいだと思うけど、考えられないくらいのタメっぷりだった。
(大体、私にそんなこと考える脳があるとお思いか?)(開き直り)
そんでそんなことスッカリ忘れてて、春になって新人がうちの部署に来て、後輩指導をしてやってくれ、と
紹介されたのがいつぞやのタメだと思ってた男なんだもん。
なんちゅー偶然・・・!!ていうかめんたま飛び出るくらいお互い驚いたけれど、ハンッ。
偶然も何も、それ全部見られた上でのことだったんだね。

そんなことを思い出して2人鬱になりつつ、昨夜はそんなわけでとてもめんどくさ大変な夜でした。
まさか紙とエンピツを持つわけにはいかないので、にこやかに笑って飲んでるフリしながら、
ものっそい行動を見て脳内に叩き込んでました。

こんな私でも一応、これで全部の評価じゃないにしろ何がしかの影響を彼らに与えるわけで、
さすがに無責任なことは出来ないので2人でチェックを分担するのではなく、お互いが全員を見ることにしました。
分担したら楽だけど、その分私一人、彼一人だけの評価になって、もし何か間違いでもしたら・・・
ブルブルブルブル・・・。それこそ悪夢ですよ!(間違いなく彼らにとって)

おかげで昨夜は徹夜で評価を作成してましたよ。
今頃彼らはいい気分で飲んでホロ酔いでぬくぬくとベッドで寝てるんだろうな・・・
と思いながら、必死で画面の中の彼らの顔と行動を思い出しながらチェックしてました。
私とNくんがお互いに出した評価にそんなに差異がなかったのが救いです。

そして報告書が出来上がり間近、ふとヤツが呟いた言葉。

「・・・これってまさか僕らも試されてるってこと・・・ないですよね?」

しーん。
(たぶん言ってはならない一言を言った模様)

・・・。
・・・・。
・・・・・。


・・・ハハッ。まさか。そそそそそそんなことあるわけだってこれってば代役だし試すってナニを・・・・

ごくり。

おおーう・・・何も気付いちゃいねえ!!な?そうだよな?!

そうしてまた一歩、大人の階段を上った私たちでした。
さあ、私たちへの評価は一体何になるんでしょうね!
・・・・・゚・(ノД`;)・゚・
(ここで一生平社員か、または管理職か・・・その道が分かれるとかそんなバカな話・・・・あるわけ・・・ない・・まさか・・・な・・・)


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