うららか雑記帳
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下書きデータから切り取った部分を載せてみる。
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「レヴィス課長はどう思われます?」 一回り以上も年嵩の同僚におっとりした声で問われて、レヴィスは相手の顔を見やった。 ≪クリスタロス≫本部、中央棟の会議室から戻る途中、二人の課長の脳裏は長老会から直々に打ち明けられたばかりの懸案に占められていた。 三課長レヴィスと並んで歩いていたのはミゼ・シャリトン女史。小柄で穏和そうな容貌の彼女とレヴィスの組み合わせは、傍目には子羊と大熊にそっくりである。 シャリトン女史は情報収集を担う一課の課長であり、組織の内外へ向けた広報業務も取り仕切っている熟達の才女であるが、前例のない事態にさすがに戸惑いを隠しきれない様子だった。 「夢見姫が視察だなんて」
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何年も前に書いた文章。そのうち使えると思って保存しといたけど、プロットを変えたんで、没に……。 アリアは極秘に『地方貴族の子』として視察することになったから、基本的に課長たちにも夢見姫だと知らせないままです。
ぬあー。やっぱり100題の書きかけを先に片付けよう!
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