うららか雑記帳
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| 2008年03月22日(土) |
遙か3プレイレポNo.18:軍奉行の胸中には |
三章 三草山、夜陰の戦場(2周目)
福原の北に位置する三草山に、平家の軍が集まっているとの報せが入りました。 京になだれ込んでこられてはたまらない、ということで、三草山で平家を撃退すべく源氏軍が出陣。これは1周目と同じですね。 しかし望美ちゃんは平家の本陣が偽物であり、還内府の策だとすでに知っていますから、罠なのでこのまま攻めてはいけないと主張します。うんうん、こうして流れを変えていくのね! 九郎さんや弁慶さんは不思議がりましたが、先生の鶴の一声が効いて、ひとまず山ノ口へ偵察に出ることになりました。「白龍の神子だからこそ分かることもある。そうだな、神子」って都合の良い台詞ですよね(笑)
ところで、先生が戦闘開始時に言う「古来征戦幾人か回る」という言葉が気になったんで、ちと調べてみました。 出典は唐代の詩人・王翰の『涼州詞』のようです。
葡萄の美酒 夜光の杯 飲まんと欲すれば 琵琶馬上に催す 酔うて沙場に臥するを君笑うこと莫れ(なかれ) 古来 征戦 幾人か回る(かえる)
(現代語訳) 葡萄の美酒を 夜光杯に注ぎ 飲もうとしていると、誰かが馬上で琵琶をかき鳴らしている たとえこの身が酔って 砂漠の上に無様に臥そうとも 笑わないでくれ 昔から 遠く戦にかりだされ 帰った者は幾人もいないのだから……
涼州とは中国の西の果てですね。馬超の出身地。 そこより先は騎馬民族が闊歩する領域。その最前線より戦いに向かって行って、帰ってきた人は幾人もいない。 戦争に行く人に対する惜別の想いのこもった詞、だそうです。 「何人かは帰ってきた」じゃなくて「帰ってきたのは何人もいない」なんですね……。 先生が福原で真っ先に身を呈して血路を拓いてくれたことを思うと、なんとも重く響く言葉です。
山ノ口へ行く途中、譲君が暗がりに潜んでいた敵を弓矢で射抜くイベントが起きました。 夜だから視認できないのに「手応えがありました」と譲君。矢が狙ったものに命中したときって、見えなくてもそうと分かるものなのかな?(私も弓道やってみたかった) 話を聞くと、弓の名手として名高い那須与一という人に弓術を教えてもらっているのだそうですよ。望美ちゃんに朝から晩までべったりかと思いきや、案外そうでもないのね(笑) 「きちんと稽古をしていることが自信につながる」というのには激しく同意です。地道な努力もなしに盤石の実力と自信を持っている人なんて、そうそういるもんじゃないと思います。 さっくりと絆の関を突破。
窺い見た平家の陣はやけに静かで、周りに部隊を潜ませている様子もありません。やはりもぬけの殻です。 景時さんもこういう『戦わずして勝つ』系統の作戦をよく使うのだとか。弱腰と罵る人もあるかもしれませんけど、誰も傷つかずに済むならそのほうがいいですね。 空っぽの陣に残っていた足跡からホンモノの本陣を鹿野口に発見した一行は、それを報告しに自陣へと戻ります。 源氏の陣営で、兵士たちが景時さんの噂話をしていたので話に混ぜてもらったところ、次のことを教えてもらえました。
・景時さんの出自は平家 ・石橋山で負けて逃亡していた頼朝を助けた、源氏にとっての恩人
口々に景時さんを褒めそやす兵士たちでしたが、その中の一人、景時さんをあまり良く思っていない男が「しかしなあ……」と水を差すようなことを言った途端、周囲はちょっとおかしな反応を示しました。
「滅多なことは言うな、景時には上総介殿の……」
そこで言葉を濁すなってば。気になるじゃないか! 詳しく訊ねてもはぐらかされてしまうのですが、察するに『上総介』と景時さんは何かしら関係があるようですね。 なんだろうなぁ。上総、千葉の役人?
噂をすれば影。本人がやって来たので、しばし二人でお話タイム。 景時さんってもとは平家だったんですね、と水を向けてみると、意外にもあっさりと過去を語ってくれました。 梶原景時といえば、『戦に敗れて逃げる源頼朝を、発見しながらもあえて見逃して命を救った』という逸話が有名なのですが、その一件、実は伏せられた真相があるようです。
「手柄を立てたわけではなく、手柄を与えられて、手柄に縛られている」 「命を救ったのではなく、救われた」 「『景時、行くぞ』と言われ、逆らえなかった」
鎌倉殿の懐刀であるはずの景時さん。信頼されているというよりは、支配されているようです。 そういえば1周目で「和議を装い平家を奇襲すべし」という頼朝の命令を受け入れて、少人数で生田へと向かったんだっけ……。 頼朝に逆らえない理由はまだ他にも何かありそうな気がしますが、このイベントはとにかくひたすら景時さんの泣き笑いのような優しい表情が胸を衝きます。 いつも明るく振る舞う景時さんが内側に抱え込んでいるものを、わずかながらに垣間見た瞬間でした。絆の関突破。
さて、いよいよ山を越えて鹿野口の平家本陣へ斬り込んでいきましょうか。
>>>次回へ続く
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