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ネクタイの着用はビジネスマンの常識と教えられてきた。 タイを外す時は、深夜残業の時か、 宴会の席で頭に巻く時だけだと教えられてきた。
そのネクタイが、夏に限り、 普段のビジネスシーンで外してもいいんじゃない、 という国民的改革運動が「クール・ビズ」というわけだ。
ハラは大賛成である。
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「チーム・マイナス6%」HP
スペシャルテーマサイト「Wear the COOL BIZ」 =================================================
スーツはあくまでファンションとしては好きだ。 云い方変えれば、コスプレアイテムの一つだ。 プレゼン時やフォーマルなパーティーでの気合衣装として着ていくのは、何ら問題ない。
だが、常時「着なければならない」というのは、苦痛なことこの上なかった。 「ギブス」である。仕事用のユニフォームとしては、こんな非効率なものはないのだ。
しかし、客先や上司の前で、タイを外したラフな格好でいることは風紀的に許されない。 夏にこんな格好してられるかっ!って感じである。
営業から帰ってくれば、そりゃ暑くて暑くて、空調の温度も下げたくなるわってとこだ。 それに対して、襟元が涼しそうな格好をした内勤の社員から「冷房下げすぎ〜寒〜い」とか 非難された日には、どこに不満をぶつけてよいのやら分からない。 どっちが悪いかって云えば、暑い格好してる方が悪いのだ。
そんな夏のつらさから、少しでも開放される。
「クール・ビズ」賛成!
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さて、6月1日から始まった「クール・ビズ」。 どんな格好が許されるのだとか、ファッションセンスがどうとか、 様々な問題があるのだが、根本的な問題がある。それは、
それ、本当に浸透するのか?
ということだ。
ちなみにハラは、まだスーツを着ていかなければならない状況である。 出勤時や帰宅時、社内などでネクタイだけは外しているものの、 いつでも付けられるように鞄の中に持っている。
つまりは、すぐにこれまで同様のスーツになれる準備はしておくのだ。 すると、ファッションとしては、ただ単にネクタイを外しただけの だらしない姿ということになる。実に不本意である。クール・ビズでも何でもない。
シャツもパンフも真性クール・ビズでいきたい。 しかし、社内は全く問題ないにしても、客先に対しては微妙なのだ。 そうである以上スーツの準備がいる。真性クール・ビズは出来ない。
もっと末端まで浸透してくれないと、 クール・ビズ=一部の偉い人や特定人だけが出来る服装 ということで終わってしまう可能性があるのだ。
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そこで、
クール・ビズ 大プロモーション作戦!
幾ら小泉首相が、奥田経団連会長が、星野監督が、我が社の社長が役員が、 サラリーマンでもないタレントが、サラリーマンであってもIT系社員が、 いくらカッコよくクール・ビズを着てアピールしても、 それだけでは全く浸透しないっ!
「あなた方だから着れるけど、 俺ら営業マンは所詮無理だよ・・・」
と思われてるだけなのだ。
小泉首相をはじめ国会から実施しているのはよい。 官公庁・各行政施設で行っているのもよい。 そこから始めなければ何も広まらないからである。しかし、その先だ。
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メーカー企業から社内浸透!
まず社内。特にメーカー・ディベロッパー企業。 以外と役員あたりは率先してやってるところが多いと思う。 だが、大企業の役員なんて一般社員にとっては雲の上の人達。 現場の部課長がどんどんクールビズ化しないとダメだ。 現場のボスがやってこそ、一般社員にまで浸透する。
そういう意味では、日本で一番有名なビジネスマンだった「島耕作」も、 もはや常務になってしまった。16日発売の週刊モーニング掲載「常務 島耕作」にて、 クール・ビズ姿の島耕作が登場するらしいが、「課長シリーズ」「部長シリーズ」の頃の 島耕作に着せてたら、もっと効果あったのに〜と思ってしまう。
発注側から受注側へ浸透!
メーカー・ディベロッパー系の平社員にまで浸透させた後は、 今度はその社員たちに、自分のところにやってくる下請け業者に どんどんクール・ビズを進めて欲しいのだ。
「お宅、まだスーツなの? 国を挙げて推進しているこの御時世で、 ちょっとお固くない?」
「明日からクール・ビズじゃないと、お宅は出入禁止だ!」
ま〜後者は云い過ぎだとして、どんどん発注側から薦めていってほしい。 こうしてネズミ講的に広めていく。 結局は浸透の妨げになっている一番の原因は 「先方に失礼なのではないか」と感じる現場社員が躊躇しているからなのだ。 そこを解決しなければ広まらない。
そうして、街の風景の中にノーネクタイ姿が増えてくる。その光景そのものが、 巨大な「クールビズ」広告となって、浸透速度はどんどんアップしていく。
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さらには、「クール・ビズ着てないのっておかしいじゃん?」 という世間的風潮をつくりだすために、メディアを活用する。
各局夏ドラ出演者に着させろ!
まずは、夏からの各局第二クールの新ドラマの 登場人物にクール・ビズを着せること。
一番有力は、フジ月9の「スローダンス(仮称)」 主演の妻夫木聡は自動車教習所の教官役とのこと。 一般会社員ではないが、普段スーツの役柄であるはずなので、 是非クールビズで決めてほしい。
あとは設定職業柄どうもイマイチである。
■TBS/金10時「ドラゴン桜」阿部寛主演・・・元暴走族の弁護士 ■日テレ/土9時「女王の教室」天海祐希・・・女教師 ■TBS/木9時「幸せになりたい!」深田恭子&松下由樹・・・テレビ局員 ■フジ/火9時「海猿」 ■フジ/木10時「電車男」伊東美咲&伊藤淳史
キムタク・福山に着させろ!
やっぱドラマとかで、 木村拓哉とか福山アニキとかに、 無理やりクールビズを着せたい。 それだけで絶大な効果が あると思うのだが〜。
ドラマでなくとも CFや雑誌でもいいし、 巨大屋外看板でもよい。 着て出て来い〜。 |
福山アニキに着させてメディアに出させろ!女性の支持を得るのだ。 女性から「クールビズじゃなきゃダサい」と云われれば、 オジサンもお兄さんも着なければっ!と思わざるを得ない。 |
仕事効率UPを雑誌で特集しろ!
「クールビズで、受注3割増!」
「売上前年比2倍、クールビズ効果!」
「クールビズで仕事効率アップ!」
こんな成功体験系の切り口で、クールビズの仕事へのメリットを特集し、 各種雑誌で大いに取り上げるのだ。それまで、古き身だしなみ観に囚われて、 「効果といっても涼しいだけだろ?、環境効果といっても 会社単位では関係ないだろ?、だったら身だしなみ重視!」 と云ってた企業トップも考えるはず。 個人レベルでも、導入に今一歩踏み切れなかった人達へも、 理論的な根拠を基に採用に踏み切らせることも出来る。 「これの方が、御社の仕事もはかどるんです!」 と云えば、クールビズ否定派だった客先担当者も文句は云えない。
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第一生命経済研究所の試算によると、クールビズ関連の消費で 約1000億円の経済効果があるとのこと。
この試算のベースとして 軽装を奨励する予定としている自治体や企業は 全体の12.3%と見込んでいるらしい。
少ねーーーー。(実際そんなものかもしれんが)
街中でサラリーマン10人見たら1人だけかよ!
やっぱり、もっとプロモーションしていかないとダメだ! 俺、客の目気にせず、もっと自由に着たいもん!
050616 taidhi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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