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- 2005年06月07日(火)
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- iTune Music Store、邦楽配信8月開始!!…え?違うの?
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昨日の日経新聞朝刊が報じた、
「アップルの音楽配信サービスiTune Music Store、 8月に日本でサービス開始!」
のニュースは、 iPod利用者の間に光速で駆けめぐったと思われる。
キターーーーーーーーーー!!!
マジで〜〜!!! ィヤァホゥー!!!
・・・と、きっとそんな感じであったはず。
なにせ、ずっと待ちに待っている話であったからだ。
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日経新聞の報道内容によれば、 エイベックソや東芝EMI、コロンビアなど、 日本国内の主要レーベル各社が日本版iTMSに楽曲を提供し、 スタート時から50万〜100万曲の楽曲を取りそろえるとしている。 1曲当たりのダウンロード料金は約150円に設定との内容。
唯一、ソニーミュージックエンタテイメントだけが 合意に至ってないが、(ま〜これは予想通りだが・・・) とにかく8月に見切り発車でスタートとのこと。
ま〜SMEは仕方ないにしても、 とても嬉しい話であるはずだった…。
しかし、すぐにこんな報道が流れる。
アップル、iTMSの国内開始報道に対して 「取材を受けた事実ない」
・・・は?
アップルは 「そんなコメント日経にした覚えはない」とのこと。
おいおいおい…
レーベル各社も 「アップルと協議をしているのは事実だが、 提供価格も時期も何もまだ決まっていない」と云っている。
あらあらあら…、天下の日経がもしかして、 事情を知る全くの第三者からの情報だけで記事にしてしまったのか?
おそらくその記者は iPodを持つ熱狂的なMacユーザーに違いない。
唯一合意に至らずとされたSMEもコメントとしては、 合意済みとされた各社と同じく 「協議しているがコメントできない」とのこと。
ただし、 「音楽配信の間口が広がることは悪くない」 との肯定的な見解をしたらしい。
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とまあ、 アップルの国内音楽配信開始の記事をめぐり、 一喜一憂右往左往した一日だったわけだが、 要するに日経がスッパ抜いたというより、勇み足であったわけだ。
でも早とちりしたのは「8月スタート」という時期の話だけで、 あとは、だいたいスクープものの内容ではないか? おそらく時期は遅れるにしろ、ほぼ報道どおりの話で 今年中には開始されるのではないか?
ていうか、もうハラ的にはそういうことにしました。 だから、アップル様、早く始めてください。
MacユーザーでiPodユーザーで、 Apple Storeのアフィリエイトもしている私としては、
とても我慢でき―――ん!!!
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日経報道内容に注目すると、
1.ダウンロード一曲につき150円!
その価格、よしとしよう。 シングルレンタルとあまり変わらない。 家にいながらTSUTAYAからレンタルできると思えば、 全然高くない。しかも返却しに行かなくていいし。
ただし歌詞カードとか、ジャケットデザインとか見れないので、 そこんところの違いがレンタル屋の生きる道か・・・。
2.エイベクソ・東芝EMIなど主要レーベルが合意
結局、実際にはまだ合意に至ってなかったわけだが、 まあ時間の問題だろう。
正直、エイベクソは大嫌いなのでどうでもいい。 個別に見れば、いいミュージシャン・いい曲もあるが、 もしエイベクソが合意にならないなら別に構わない。 それよりも他のレーベル。 「主要レーベル各社」とは、どのへんまで入るのか?
宇多田ヒカル 椎名林檎姫 矢井田瞳 鬼束ちひろ GLAY ウルフルズ と、豪華なメンバーを揃える「東芝EMI」。
今売り出し中の木村カエラが所属する「コロムビア」。
UA 斉藤和義 東京エスムジカ LOVE PSYCHEDELICO レミオロメン、 そして何と言ってもサザンオールスターズのお膝元「ビクター」。
飛ぶ鳥を落とす勢いの、アンダーグラフ、BENNIE Kに 大御所・長渕 剛を要する「フォーライフレコード」。
中学時代、ハラが初めてアーティストのファンとなった渡辺美里様を要し、 YUKI、元ちとせ、Crystal Keyを抱える「エピックレコード」。
山崎まさよし、森山直太朗、福山雅治、スピッツ、スガシカオ という実力派を抱え、柴咲コウ、清春、EGO-WRAPPIN'、10-FEET などを要する「ユニバーサル」。
そして忘れちゃいけないのが、 ASIAN KUNG-FU GENERATION、HOME MADE 家族などの粋のいいユニットや、 ACO PUFFY FLOW 電気グルーヴなどの一筋縄ではいかない一味を 要する「キューンレコード」。
これだけ参加してくれれば、 ハラ的には大満足。(あたりまえだろ!)
3.SME「間口が広がることは好ましい」
何せ、iPodとウォークマンで 真っ向から対決している、アップルとソニー。
そのiPodの魅力をさらに付加するiTuneMS。 これにSMEが参加を渋るのは当然なのだ。
先の日経報道でSMEだけ1社合意に至らずとあったのも、 当然のことだと思っていた。
しかし、日経が切り込んでくれたおかげで、 SMEのiTMSに対する見解が聞けたのは思わぬ産物であった。 日経、グッジョブ!
そこでSMEは大人のコメントをしている。
いちレコード会社として、CD販売が低迷する中、 音楽配信という新たな収益システムの間口が 広がっていくことは好ましい、と。
確かにそうである。 シングルはどんなに売れても50万枚。 10万枚も売れればスマッシュヒットなのだ。 アルバムも昨年なんとかオレンジレンジが100万枚を超えて、 久々のミリオンセラーであった。
そんな時代への抵抗として販売していた 「レーベルゲートCD」を昨年9月にSMEは中止にした。
規制する方向より、新たなチャネルを確立させる方向へ 経営資源のパワーをシフトしたのだろう。
それと同じベクトル上にあるのが「音楽配信」であり、 一番有力なのが、ソニー的には悔しいながらも、 アップルの「iTune Music Store」なのだ。
SMEが参加してくれれば、 iTMSに死角なし、である。
そうなるとおそらくアップルは、 iPodだけに許されたiTMSへの容易なアクセスプラットフォームを、 iPod以外の他の携帯音楽プレーヤーにもオープンにするのではないか? いや、すでにそれを条件に、SMEや東芝EMIと 交渉しているのではないか?・・・あくまで予想だけど。
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あ〜もう待てない〜! 日経め、ぬか喜びさせやがって!
報道通りに、8月に始めろよアップル〜〜〜!!!
050608 taichi
※P.S. 昨日はアップルに関して、上記のニュースともう一つ、 超ビックリなニュースがあった。それは、
Macが、なんとインテルのチップを採用するらしい!!!
あれほどインテルに対抗的な広告をしてたのにーーーー!!!
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