|
|
|
|
前半34分、
中盤付近の中田から入ったタテパスを 左から流れて来た俊輔がヒールで小笠原へ流す。
そのまま右へ流れる俊輔、さらに右に柳沢、 左へ上がってくる福西、
一瞬固まるバーレーンDF陣を前に 小笠原は左、右へのフェイントの後、 右足を一閃!
完璧に狙いすましたシュートが バーレーンゴールの左サイドを揺らした。
解説を担当していたセルジオ越後が 「きれいなゴールですよ」と めずらしく褒めちぎった得点シーンであった。
後半、バーレーンの運動量が激減して、 日本も追加点を奪いきれずにそのまま終了。
1ー0、
日本はW杯に王手をかけた。
***********************
骨折した小野の代役で出た小笠原が 大きな仕事をやってくれたが、 やはり試合を支配したのは中田英寿であった。
事前のキリンカップ、俺は忙しすぎて全く見れなかった。 何か知らないけど、いつのまにか2連敗していた。
負けた2戦の内容は知らないが、 何が違うと云えば、中田と俊輔がいるかいないか、である。
試合の度に云っているが、中田は強い。 倒れない、くじけない、あの気迫。 そして誰よりも豊富なあの運動量。
システムがどうとか、テクニックが落ちたとか、 そんなことはどうでもいい。彼は絶対に必要だ。 見ただろうか?どれだけ彼が声を張り上げていたか?
小野負傷前は2列目起用予定だったらしいが、 俺は絶対に中田ボランチ派である。
システムの中央に、 精神的・肉体的な安定感をもたらすリーダーがいる。 これが今の日本代表に必要なのである。
この安定感が落ち着きと自信を与え、 ひ弱な決定力の精度を少しでも上げられるのだと思う。
マスコミは「中田不要」とか書き立てるが、 ジーコが中田にこだわる理由は共感できる。
しかし、 中田は次戦は出られない。 俊輔もアレックスも出られないのだ。
特に中田と俊輔のイエロー。 主審の判断は全く意味不明であった。
**************************
4日後の北朝鮮戦、 引き分け以上でW杯出場が決まる。
しかし、相変わらず 攻撃陣の創造性の無さが浮き彫りになった。 後半、あれだけバーレーンの足が止まっていて、 日本はまだ全然動けていたにもかかわらず、 パスを回すだけでシュートを打てない。 そして、中田・俊輔・アレックスの出場停止、小野の骨折。
W杯切符を目の前に問題はある。
3人の出場停止をふまえて、 次戦の先発予想をしてみる。
アレックスの位置に三浦淳宏。 そして中田の位置に中田浩二、俊輔の代わりに本山。
トップにはおそらく 「鹿島トライアングル」が形成されるのではないか?
そしてとにかく 総力戦で勝ちにいくだろう。
微妙なのは、W杯切符を決める試合が、 よりによって、 第三国無観客試合なのだ。
微妙ーー。
でも決めれるところで、決めないと。 次戦・北朝鮮戦は6月8日(水)!
050604 taichi
...
|
|
|
|
|
AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
/count since 041217
Mail
|
|
|