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ディープインパクト、 5戦無敗でダービー制覇! 武豊も震える衝撃の強さ!!
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レースは生で見れなかった。
友人から「大外からマクって一気に来たよ」とメールをもらって、 ああ、昔のトウカイテイオーのような感じか、 もしくはナリタブライアンかな〜と思っていた。
しかしその夜、レースの映像をテレビで見た時、 それら名馬のダービーとは全く違う衝撃が走った。
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ゲートが開き、これまで同様にディープインパクトは出遅れる。 道中は18頭中15番手。レースペースはスロー。 2コーナー過ぎでは首を上げ下げしている。少々入れ込んでいるのか?。
3コーナー手前でインから上がっていく。 4コーナー手前で武豊は大外へ持ち出した。 直線手前で、先頭とディープインパクトとの差は10馬身以上。 直線に入ると先頭のインティライミが4〜5馬身離して逃げ、後方はダンゴ状態。
先行するインティの脚は衰えない。後方集団との差は縮まらない。 スローペースで展開してきたこのレースは、 普通だったら先行馬逃げ粘りパターンのレースだ。
しかし、後方集団の中から1頭だけ、 異次元の脚で突き抜けてくるのを観た時、思わず鳥肌がたった。
直線半ば、逃げるインティライミを捉えると、 そのまま突き放し、後方を5馬身ちぎってゴール。 何だこの馬・・・強すぎる・・・。
タイムはレースレコードタイの2分23秒3。 昨年のダービー馬・キングカメハメハと同タイムだが、しかし 昨年は最初の1000mが57.6秒という超ハイペースであった。 今年の前半1000mは、おそらく1分2〜3秒前後のややスローペースと思われる。 ゆえに先行した2着インティライミの脚も止まらずに伸びていたのだ。 ラスト600mをおそらく34秒後半か35秒ぐらいでまとめているはず。 しかし、それをぶち抜いていったディープインパクトは一体どれくらいで走ったのか?
上がり3ハロン(ラスト600m)は なんと33.4秒!!!※昨年の上がりは35.4秒。
直線一気で2着を5馬身差・・・。 大外を回って他馬より長い距離を走ったこと、 先頭から10馬身以上後方にいたこと、 しかもゴール前は、武豊が馬を気遣って少し流し気味であったこと・・・、 これらを考えるとディープインパクトは、ラスト3ハロンだけで、 他の馬を15馬身以上ちぎったことになるのだ。
もう「トウカイテイオーみたい」とか「ナリタブライアンか」とか、 過去の名馬と比較するレベルではない。どれとも異なり、 どの馬よりも衝撃的な無敗のダービー馬が誕生した。
新記録となる単勝1.1倍、支持率73%の期待に応えた武豊が、 レース後に声を震わせて
「いい経験させてもらいました。感動しました」
と云った。 あれほどの実績を持つ男に、このように云わしめるとは・・・。
ただ、ハラは、 2着に入ったインティライミに今後注目したい。 長距離がいけて勝負根性がある。 別路線から来て、圧倒的な2冠馬のダービー2着。 まるで、私が一番心に残る馬である 「関東の刺客・ライスシャワー」にそっくりではないか。
ただし、ライスシャワーがターゲットとした最強馬、 ミホノブルボン、メジロマックイーンはいずれも先行馬であった。 これらの馬を前に見て狙いを定め、直線で差したのだ。
しかし、インティライミがどんなに成長したとしても、 ディープインパクトの後ろに付けては絶対に勝てないだろう。 先行しても、武豊が仕掛けどころを誤らない限り必ず捕まる。 ディープの脚は、もはや展開など無関係な次元に達している。
やはり、ディープの3冠はすでに固いのだ。
とにかく、怪我をしないでほしい・・・。
050529 taichi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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