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- 2005年04月06日(水)
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- 松井連発!宿敵に新たな「ゴジラの呪い」を
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メジャーリーグ開幕!なんといっても注目は
ニューヨーク・ヤンキース VS ボストン・レッドソックス
もうご存知かと思いますが、このカードは日本で云えば、
巨人 VS 阪神、そっくりそのまんま。
伝統の一戦、熱狂的なファン同士、同一リーグの宿敵同士。
しかもRソックスは、ヤンキースの前に何度となく地区優勝を阻まれ、 1919年以来、2003年まで84年間優勝から遠ざかっていたのだ。
しかし昨年、ヤンキースに3連敗の後、 Rソックスは4連勝して、劇的かつ歴史的な地区優勝を遂げ、 ヤンキースは、この上ない屈辱を味合わされたのである。
そうして迎えた、2005年シーズン、 例年以上に興味深く、ファンでなくとも注目されているこの宿敵同士の対決が、 なんと開幕カードとあっては、否が応でも注目せざるを得ません。
昨日の開幕初戦・今朝の2戦目、 1人絶好調の「モンスター」が火を噴いている。
開幕戦の後、NY紙は 「モンスターズ・ナイト」 という見出しを打った。「2人のモンスターが暴れた夜」というわけだ。
一人は投の主役「ビッグユニット(巨大な物体)」の異名を持つ 「現役最高左腕」ランディ・ジョンソン。 そしてもう一人、投の主役ランディが日本語で「サイコ―」と評した 「ゴジラ」こと松井秀喜だ。
開幕戦ホームラン、3安打3打点もさることながら、 監督、チームメイトから絶賛されたのが、2回表の守備で魅せたビッグプレー。 まだ不安定なランディからRソックスのミラーが放った ホームラン性・・・というか完全にホームランのあたりを フェンス際ジャンプ一番、松井はもぎ取ったのである。 序盤でフラフラしていた試合の主導権を引き寄せたプレーであった。
そして今日、4番に座った開幕2戦目、 2試合連続のホームラン、3安打2打点。勢いが止まらない。
巨人でプレーしていた時の感覚を メジャー3年目にして獲得した感がある。 相手投手の球速や球種への慣れ、コミュニケーションの円滑化、 そんな技術的なことも含め、自分の周りにある環境を やっと自分のものに出来たんだと思う。
だから、メディアもチームメイトも、 本当の素の松井がしっかりと見え始めたのだ。
酷暑のキャンプでの長袖シャツ、五本指靴下、 松井が己の考えで続けてきたスタイルを、A・ロドリゲスや シェフィールドなどの中心選手が真似し始めた。 主将のジーターは松井を副主将にするとのこと。
松井はもはや 完全にヤンキースの中心選手として認められたのだ。
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チームメイトに認められたのは、実績以上に、 松井の人間性と野球に取り組むプロフェッショナルな姿勢に 共感を得られた部分が大きいだろう。
だが、メディアに認められたのは、云うまでもなく実績である。 チームメイトにとっても、彼のスタイルを真似しようと思い始めたのは、 彼の実績なくしてはありえない。
松井は昨シーズン、.298、31本、108打点と、 全てにおいて1年目を上回る成績を残した。 しかし、それ以上に評価をされているのは、 宿敵レッドソックス戦での成績であると思う。
昨年、対レッドソックス戦のレギュラーシーズンで、 松井は6部門でヤンキース内で1位の成績であった。
========================== ■打率/.361 ■安打数/26 ■得点/16 ■本塁打/4本 ■打点/18 ■出塁率/.427 ==========================
A・ロドリゲス、シェフィールド、ウィリアムス、ジアンビ、ポサダ、ジーター と、名立たるメンバーを抑えて、対宿敵成績でトップだったわけだ。
さらには、昨年のレッドソックスとの地区優勝シリーズでは
========================== ■打率/.412 ■安打数/14(新) ■得点/9(新) ■本塁打/2本 ■打点/10 ==========================
と、ここでも打ちまくった。
この、昨年のワールドチャンピオンチームに対する成績が、 松井の打撃に対する不動の評価を築き上げたといってよい。
つまり、レッドソックスの選手はもちろん、ファンにとっても、 宿敵ヤンキースの選手の中で、「マツイ」というのは今や、
宿敵中の宿敵なのだ。
ボストンのスタジアムでは、マツイが現われると 一番の大ブーイングが起きるという。
日本人にとって、 こんな光栄なことが他にあろうか?
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昨年、ヤンキースを地区シリーズで破って、 ワールドシリーズでカージナルスを倒し、 84年ぶりのワールドチャンピオンに輝いたレッドソックス。
「バンビーノの呪いは解けた!」
※【バンビーノの呪い】 1918年にレッドソックスに在籍していたベーブルースがヤンキースへ移籍。 以後、生涯715本のホームランを放ちスター選手として大活躍をする。 ベーブルースが移籍して以降、一昨年2003年まで、 レッドソックスは何度となくポストシーズンに進出するも、 ヤンキースの前に敗れて、ワールドチャンピオンから遠ざかっていた。 ベビーフェイスのベーブルースは「バンビーノ」とも呼ばれており、 これにあやかり「バンビーノの呪い」と呼ばれつづけていた。
・・・と、 昨年、メディアで盛んに言われたが、
「バンビーノ」ベーブルースに代わり、 再び呪いをかけるのは松井秀喜しかいない。
今年からレッドソックスに 「ゴジラの呪い」がふりかかる!
050406 taichi
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