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（裏日記用に書いたエッセイですが、表日記にアップすることにしました）
この前の三連休で、
埼玉のバカ大学生にキレた。
ウチら仲間の飲みの席に、隣で飲んでいた大学生２人が紛れ込んできた。
そのうちの１人が、泥酔しているとはいえ完全にイカれたバカだった。
酒の席ゆえ、多少のデカめな態度は当然ながら全然構わない。
というよりそのくらいが大歓迎なのだが、かなり度が過ぎていた。
こちとら、別に過剰な年下イジメのようなことはしていないのだが、
そのバカは、仲間のことを散々失礼なコキ下ろし発言をかましたあげく、
全く無関係な仲間の顔をつかんで床に伏せて怒鳴りつけたのだった。
しかし皆年長者ゆえ、自分がやられている時はひたすら我慢した。
部屋の空気はキレる寸前だった。ってゆーか俺はもうキレていた。
やられている仲間が皆必死で我慢しているのを見てキレなかっただけ。
空気を察し、仲間の一人が学生を撤収させようとした時、
泥酔バカ学生が去り際に、近くにいた女性に足蹴りした。
部屋に「ブチッ！」という音が響いた。
一番近くでそれを目の前で見た俺は振り向きざま、
バカの顔をつかんで床に押さえつけ、顔の頬骨部分を絞り上げた。
同時に他のキレていた仲間も飛んで来て、髪の毛や顔や服を掴んで
全員でバカを押さえつけた。それでもバカ学生はヘラヘラしており、
謝らせてみたところで、その場逃れで上っ面だけの土下座をしているだけ。
最初に顔をつかまれていた仲間は完全にキレていて抑えが利かない。
女性が必死に止めに入り、別の仲間が大学生を外へ連れ出した。
一呼吸置いて、俺はトイレに行こうと外へ出た。すると外には
バカがまだそこにいて「顔をつかんだ彼に謝りたい」とか云っている。
俺は「もう彼は怒りが収まらないから、部屋へ戻れ」と伝えた。
その時、そのバカは、このように宣いやがった。
「じゃ〜そいつとタイマンだ」
なんて中身が無い空っぽな野郎なんだろーか？
その前の「謝りたい」は何なのだろうか？もう泥酔では済まされない。
瞬間、再びそのバカ野郎の頭を壁に押し付けて云った。
「タイマンだと？甘ったれんな。なんで１対１なんだ？
彼だけじゃなく、部屋にいた俺ら全員テメエにキレてんだ。
本当なら全員でテメエをフクロだ！自分のしたこと分かってんのか？
『酔っぱらってるから仕方ない』ってか？フザけるな！
テメエみてーなのが、将来通り魔とかしでかすんだよ！」
もう１人の青ざめた大学生が必死に間に入って謝っていた。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
たかが酔っぱらいの粗相の話なのだが、何が云いたいかというと、
最近本当にバカな学生が多すぎる。
そこまで云うか？
という人もいるだろうが、俺はそう思った。
今ウチの会社で既にインターンで働いている学生は違うのだが、
今の学生のコミュニケーションレベルは
こんなものなのか？
いや、バカというよりも、人と接する上で最低限必要な、
「リミッター」がトンでしまっている気がしてならない。
社会で生きる上で、これ以上踏み込んではマズい、
という一線を、軽々踏み越える奴が多いような気がしてならない。
それは泥酔云々関係ない。酔っぱらっていようといなくとも、昨年の
国士舘大サッカー部、亜大野球部の和田、日体大スキー部等の
バカ野郎どもみたいな例もその類いだ。
昨年俺が仕事で手配したアルバイト学生が、平気で職場放棄して
消えてしまった事もあった。
路上で酔っぱらった学生が会社員にぶつかり、注意をした会社員を
泥酔学生がいきなり殴りつけたシーンを見た事もあった。
俺も学生の時は恥ずかしながらバカだった。俺の仲間もバカだった。
しかしだ、偏差値的にはバカでも、遊んでばっかりなバカでも、
最低限の「人間偏差値」はそれなりにあった。
バカだったから漠然とではあるが、「社会」に対する覚悟もあった。
泥酔してたって、「リミッター」があれば自動的に制するはず。
そもそも非常時のための「リミッター」なのに、非常時に作動しない。
おそらく彼らにそんなものは無いのだ。それすら無いのだ。
何故なのだろうか？あまりに多い。
７年前の１４歳少年による「酒鬼薔薇」事件、
４年前の１７歳犯罪の多発、
今、その世代は２１歳になった…
…盲目的な世代偏見や世代差別は避けたいので、
そういう見方はしたくない。
前述の泥酔バカ学生を含め、事件にあがった例などは、
ほんの一部の大学生であることは分かる。
でも、それを氷山の一角とするならば、あまりに多く、
かなり目に余る「一角」ではなかろうか。
自然とその下にある「氷山」も知れてくる。
ニートが増えているという。フリーターが増加しているという。
まだまだ将来があるその歳にして、自分の目標を持てない人間…。
だが上記のような自業自得な話ならば、テメーでケツふけって話だが、
無感動、無気力，無責任といった他人とのコミュニケーションを放棄したり、
もしくは「リミッター」が効かずに、簡単に迷惑や危害を犯してしまう
という人間はもはや問題外だ。
冒頭の埼玉のバカ学生は、
４年のこの時期で就職先が決まっていないという。
確かに就職戦線は厳しい時代だが、少子化で母数が少ないため、
やる気さえあれば、決められないことはないはず。
要はやる気がないのだ。あんな奴を採る企業はどこにもない。
050215
taichi
...
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AIR〜the pulp essay〜＿ハラタイチ
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