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- 2005年01月28日(金)
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- 「冬のアイちゃん」を忘れるな!vol.2 (今季の成績は?)
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2日続けて上村愛子ですみません。 興味ない人はスルーの方向で・・・。
今日は、今シーズンのこれまでの結果です。 |
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さて、昨日のつづきで、 コークスクリュー720(⇒昨日掲載の図解) という大技を引っさげてシーズンに突入した上村愛子ですが、
果たしてコーク7を実戦で使ったのか? で、現在の成績はどうなっている?
【2004−05 FISフリースタイルスキー・モーグル ワールドカップ】
現在4戦消化時点での、上村愛子の成績
■最新(1/28,14:40更新)/第6戦(27日、米・ディアバレー)上村愛子・・・11位
やってるよ!コーク7!しかも4戦とも!
上図の赤い楕円の部分をご覧ください。
7o、7og、7o、7op とありますよね。これがコークスクリュー720を演じたことを示す記号です。
これをやってるのは、アイコ以外には一昨年までの女王カリートゥローのみ! さらに4戦とも必ずやっているのはアイコのみ!
モーグルでは、1回のアタックにつき2箇所でエアを飛びます。 図中のエアの欄で、上段が第1エア、下段が第2エアです。
======================================== 7=720(2回転) o=off−axis(軸ずれの回転技) ※コークスクリューも、ミスティも、Dスピンも、ロデオも、種類に関係なく、 オフアクシス720として採点される。
ちなみに、 g=グラブを入れたことによる加点 p=ワンポジション(板をクロスさせるなど)の加点 ※男子では板をクロスさせただけでは加点されない。グラブを入れてやっと加点される。 ========================================
攻めてます、アイコ。第3戦ではグラブも入れてます。
しかし分からないものです。一昨年初優勝した後、 翌年からのルール変更を踏まえて、シーズン後半から3Dエアを披露する選手が出てきた。 その異次元エアを目の当たりにした時、里谷とアイコの2人のコメントは対照的だった。
里谷は、「私もやるしかない!っ」と気合入れていたのに対して、
上図の成績・採点欄をみると、
第1戦のエア点は、全選手の中で2位の点数をたたき出しています。 審判採点は低いが、DD(難易点)が高く、1.9ぐらいの採点でも高得点が出ます。
第3、4戦はを失敗してますね。 難しいコーク7をフォローするもう一方のエアも点が伸びてません。
※ちなみに上図の3=360(1回転/ヘリコプター) ※ちなみに上図の×K=X(バックスクラッチャー)+K(コザック)
成績は、初戦が8位のあとは、16位、14位でしたが、 先週末のデュアルで7位!調子が上がってきたのか・・・。
※注/最新(1/28,14:40更新)/第6戦(27日、米・ディアバレー)上村愛子・・・11位
おそらくは、難しいエアの意識で、ターンに影響が出ているのではないか? 上図のターン欄を見ると、往年のアイコからすれば、ターン点が3点台とかなり低い。 第1戦、3戦、4戦とも、おそらく減点されたのは、コーク720を飛んでからの着地以降に 加速してスピードコントロールが出来なかったのではなかろうか。
先週の第5戦で、やっとターン点が4点台になった。これが最低ラインだと思う。 多分先週は2人で競争しながら滑る「デュアル」だった影響もあるだろう。 1対1の競争で勝負して、トーナメント制の勝ち抜けで争うのだ。 だから予選1本、決勝1本のシングルモーグルよりも、1〜2本多くすべる。 緊張を誘う1本勝負の「独演」ではなく、デュアルは相手との勝負ということで「ノリ」が違う。 これをいいきっかけにして、2〜3年前のキレを戻してきてもらいたい。
いくらエアがすごいとか云っても、モーグルはターン点が5割を占める。 ターンを制さなければ、勝てない。
特に今年はターンも採点項目がシンプル化されて、4項目に統合された。 身体の小さなアイコにとってアピールしずらい「攻撃性」というカテゴリが大きくなり、 テクニカル的な評価が薄められた感がある。身体が小さい上に、小さなミスが大きく映る。
だから、小さなミスが本当に命取りになるのだ。 エアのプレッシャーや、ランディング失敗が、ターン点にも大きく影響を与えている。 今のところ、せっかくの大技が足を引っ張っているのだ。かみ合ってない。
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アイコが復活するためには、
■ターン・・・・・・12.6点(4.2点×3人) ※前出の図中でターン点が「審判点合計」とあるのは間違いです。上下カットの3人分合計です)
■エア・・・・・・・・6.5点(コーク7【DD1.65点×審判2.1点】、360【DD1.39点×審判2.2点】) ■タイム・・・・・・・6.4点
■合計・・・・・・・25.5点
このぐらいをコンスタントに出していかないと、トップ3に常時絡んでいけない。 でも、充分に可能な数字だ。
ターンの4.2点×3人は、アイコがミス無く滑れば絶対にもらえる点数である。 エアはとにかく去年からやってる360等のエアは2.2点以上をもらうこと。 そして、コーク720で何点もらえるかである。2.1は難しい数字ではない。 初戦の審判の1人は2.2点を出している。 タイムはこれまで通りに滑れば、6.4付近の点数になるだろう。
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何のことはない。
これまで通りに滑って、 あとはコークスクリュー720の出来次第、 ということだ。
アイコも今年で26歳になる。熟成の時である。
女子ではほとんど見られないコークスクリュー720を今年でものに出来れば、 来年のトリノ五輪の大きな武器となり、自信となるだろう。
今後ですが、いよいよ2月から日本ラウンドです。
2月5日/猪苗代!、2月10日/苗場!
うわーーー行きてーーーー!! 生アイコ見たいけど、男子の3Dエアも滑りも久々に生で見たい! トビーやジェレミーのDスピンも見たいし、何といっても、ヤンネの滑りを見たい!
ってゆーか、 スキーいきたい…。
※最後は妙に私事な終わり方でスミマセン…
050128 taichi
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AIR〜the pulp essay〜_ハラタイチ
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